読んだ本・読んだ記事

あなたは、誰かの大切なひと(原田マハ)

土曜の朝、NHKラジオの「ラジオ文芸館」という 短編小説の朗読番組をときたま聴いています。 今回は昨年放送された再放送とのことでしたが、 題名は「無用の人」。 原田マハさんの「あなたは、誰かの大切な人」 のなかのひとつでした。 美術館の学芸員さと…

『下町ロケット ガウディ計画』読了、週末のドラマが楽しみです

今週末からテレビドラマ『下町ロケット』も第二弾、ガウディ計画が放映ということで、阿部寛さんを始め、前作で登場した人物を思い浮かべながら、週末までにと思いながら、眠いのに一気に読み終えてしまいました。 技術力はあるが、規模は小さい佃製作所。今…

『下町ロケット ガウディ計画』来週からオンエアですね

本日のTBSドラマ『下町ロケット』は野球中継が延長になり、遅いスタートになりましたね。 今話は、佃製作所のバルブを搭載したロケット打ち上げが無事成功して、前半の終了でした。 問題は次週、新作の『下町ロケット2 ガウディ計画』が始まります。 週…

そんなに長生きしたいですか?

生きたくても生きられない人もいるのにこんなことを言うのも憚られますが、正直なところ昨今の高齢者に優しくないこの世の中で、長生きすることにどこまで価値があるのだろうかと考えることがあります。 そんなので読んでみたのが、医師で作家の久坂部羊氏の…

「もう年はとれない」87歳のヒーローがかっこいいですよ

書評がよかったのと、なにより、タイトルが気に入って読んでみました。 ダニエル・フリードマン『もう年はとれない』(創元推理文庫) 高齢のタフガイですが、ストーリーよりもこのキャラクターが光っていました。 ざっとストーリーは、 ある日、主人公バッ…

高田 郁「ふるさと銀河線」、ムシヤシナイに感銘を受ける

高田 郁さんといえば、NHKの木曜時代劇「銀二貫」の原作者です。 このひと、時代ものばかりかと思っていたら、現代ものの短編を書いておられたので読んでみました。 とても人の優しさで癒される作品ばかりでしたが、とくに「ムシヤシナイ」に感銘を受けま…

「下流の宴」、いったい幸福ってなんだろうなあ?

かつては国民の9割以上が自分の生活を中程度(中の中)だと回答していた「総中流」なんて時代がありました。 「中流(意識)」とは、自分の所属する階級を中流だと考えること。日本では「人並み」とか「世間並み」意識をさすことが多い。 「人並み」とは、役…

「7割は課長にすらなれません」それが今の社会ですな。

漫画の世界では大出世して、社長、会長にまで上り詰めた人がいましたね。あの「島耕作」です。 課長 → 部長 → 専務 社長 → 会長 このなかで、語られる出世するための秘訣というと、 ・出向や異動を打診されたら、よく考えたうえでイエスと返答 ・当初の方針…

「犬を殺すのは誰か ペット流通の闇」に衝撃を受けました

栃木などで小型犬の死骸が連続して見つかった事件を踏まえ、昨夜のTBSラジオの番組で「各地で相次ぐ犬の大量遺棄事件」について取り上げていました。 個人的に愛犬を老衰で見送ったこともあり、なんでこんなに惨いことするのか?なぜ捨てられるのか?とて…

「黒部の山賊 アルプスの怪」伊藤正一

黒部川源流にある三俣山荘、水晶小屋、雲ノ平山荘でしか手に入らなかった幻の本が復刻され、販売されているというのでさっそく買ってみました。 内容は、戦後間もない頃の山深い黒部源流部の山小屋での生活を描いた作品です。 「先人が記したその山域の名著…

「ご褒美飲食は危険」を痛感しています

自分でもここ近年やったことのないくらいウォーキングに力を入れていたのに、数値を悪化させてしまった私。 これって、個人的には、日曜日のコートジボワールでの日本代表の敗戦と同じくらいショックな現実でした。 「がんばった自分にご褒美」とばかり、運…

雨の日は読書、「女のいない男たち」村上春樹の短編小説を読む

この週末は雨が降り続いているので、駅の書店の店頭でタイトルに目が止まった、村上春樹の短編集「女のいない男たち」を買ってきました。 「1Q84」、「色彩~」など近年の長編を読みましたが、正直、うまく咀嚼できずに終わっていました。 さて、「女のい…

ほんとうにそのコミュニケーション、必要なのか?

「そもそもの話になるが、そんなに人とつながっていたいか?」 と、語りかけるのは、「ネットのバカ」の著者、中川淳一郎氏です。 フェースブックの友だちが何千人いようと、ツイッターのフォロアーが何百人いようと、あなたがこの一ヶ月で実際に飲んだ、食…

堀江貴文さんの「ゼロ」を読んで感じたこと

FMで堀江貴文さんの自叙伝みたいな本のことが取り上げられていたので、買ってみました。 とても読みやすく、内容も難しいものでないので、半日ですいすい読了できました。 でもって、読了後の感想としては、彗星の如く現れ、世の中で活躍していたかのよう…

「昔はよかったと言うけれど」大倉幸宏著

「最近の若者はマナーが悪い」とか「世の中がだんだん悪くなっている」というのを耳にすることがありますが、私の個人的な感覚では、だいたい、駅員を捕まえて怒鳴っているのは、団塊世代と思われるオヤジだし、路上で平気でタバコを吸っているのも、電車で…

『定刻発車』、定刻に電車がきたら行くしかないですよね?

毎日、毎日、決めた(決まった)時間に、そそくさと出勤している私ですが、仕事や待ち合わせには時間通りというか、約束の時間よりちょっと前に着くようにちゃんと出かけています。これって私だけではなく多くのかたの一般的な感覚ちゅーもんでしょう。 ----…

「山道具 選び方、使い方」、内容充実の良書です

バックパック、テント、スリーピングバッグなど、主要な山道具20種についての選び方、使い方についてのノウハウ本です。 この手の特集は山系の雑誌でよく取り上げられているのですが、ブランドの宣伝だったりしがちですが、この本では、選ぶための基礎知識…

山の怪談「黒い遭難碑」、「赤いヤッケの男」で涼んでみては?

暑くなればなるほど、怪談、お化け屋敷、稲川淳二さんの講談などで涼を求めるのもありですよね。 ぞくぞくするあの怖さというストレスに対して、脳内で寒いという感覚で応答するため、生理的に効果があるそうですよ。 さて、このところ私の愛読しているのが…

「モンスター」(百田尚樹)、美人とブス、性格が悪いのはどっち?

高岡早紀さん主演で劇場公開中の『モンスター』(百田尚樹)ずいぶん前に発表された作品だけど読んでみました。 あらすじはというと、 田舎町で瀟洒なレストランを経営する絶世の美女未帆。彼女の顔はかつて畸形的なまでに醜かった。周囲からバケモノ扱いさ…

「オヤジの細道」、ツボにはまったということは・・

夕刊フジに連載されていたショートエッセイをまとめたものです。 重松清さんの著作は、涙腺を緩めさせられたり、考えさせられる作品が多いのですが、書店の棚にあった、「オヤジの細道 」というタイトルに惹かれて買ってみました。 読んでみると、若干の違い…

たまには自分で自分をほめてあげましょう

「きょうもよくやった」と心のなかでつぶやいてみます。ふっ。このところ仕事が超忙しいし、ブログを書くのも疲れる日もありますよ。人間ですから・・・。(笑) そういえば、パナソニックの創業者である松下幸之助氏の「一日一話」(PHP研究所)にこんな…

「色彩を持たない 多崎つくる、彼の巡礼の年」を週末読書です

村上春樹さんの3年ぶりの長編小説が本日発売されていますね。 春樹さん発のミステリー小説、さらに作品内容が事前に明かされないこともあって、さっそく通勤途中の本屋店頭販売で買いました。 いちおう、「1Q84」も読んでるし、とりわけ一番好きな作品はと…

「大人の時間はなぜ短いのか」 を体感しています

気がつけば、もうあさってから3月になりますね。早いですね。 年をとってきたせいか、一年がもの凄く早く過ぎているように感じてなりません。そんな感覚ってありませんか?みなさん。 とくに子どもの頃より、大人になってからはさらに1日、1年が短く感じ…

クリスマスの夜には『聖夜の肖像』(浅田次郎)がおすすめです

浅田次郎の『月のしずく」は、読み手の感情のつかみ所をきっちり押さえた秀逸な短編集です。 表題作『月のしずく』も心に残るよい作品ですが、クリスマスということで、おすすめしたいのが『聖夜の肖像』です。 ご存じないかたに、ちょっとあらすじを説明し…

『「長生き」が地球を滅ぼす』(本川達雄)

いつもの駅の書店で気になったタイトルの文庫があったので、買ってきたのが、この本でした。 『「長生き」が地球を滅ぼす』 本川達雄著 630円 こちらから購入できます。 アマゾン 長生きする人が増えることは、地球にとっては悪影響だということを、「生…

「本物の「大人」になるヒント」で大人とは何ぞやを考えてみる。

なんだか小難しそうな曾野綾子さんの「本物の「大人」になるヒント」を読んでみました。 自立した人間として生きるため、親や教師も教えず、忘れられ、失われつつある基本的な心がけを身につける人生のヒントが語られているとのことでしたが、そのなかでも、…

『「橋下維新」は3年で終わる』 世論を味方につける方法は?

なかなかキャッチーなタイトルの本ですが、これまで期待 しては、失望してきたプロセスを、実態がよくわからない のに、ふわっと支持をしてしまう世論として語られるところ は、なるほどと思うところがあります。 政治不信 → ニューリーダーに期待 → 「話し…

Hanakoの「なごみの京都」にわが意を得たりです

本日発売のHanakoは、なごみの京都。「わが意を得たり」のタイトルに、思わず買ってしまいました。 誌面キャッチ:ゆったりと京都で、なごむ。石畳の両脇には昔ながら町屋が立ち並び、通りの先には柳に橋 盆地の京都だけあって、暑いのに、なぜか涼や…

「人間の基本」とは、物事を裏表、両面で理解するってこと?

先日、書店の新刊本のコーナーに積み上げられていた本のなかで、気になるタイトルだったので、読んでみました。 BOOKデータベースより--------------------------------------------------------- 人生を無駄にしないために必要な足場、それが人間の基本であ…

「錆びない生き方」いまからでもやらなきゃね。

みなさま、こんにちは。今日はアンチエージングのお話しなどしてみましょうか。 ---------------------------------------------------平均寿命が80歳を超え、“モテ期”や“美魔女”など、老いすらコントロールできるようになったかに見える現代。-----------…