「モンスター」(百田尚樹)、美人とブス、性格が悪いのはどっち?

高岡早紀さん主演で劇場公開中の『モンスター』(百田尚樹

ずいぶん前に発表された作品だけど読んでみました。

あらすじはというと、

田舎町で瀟洒なレストランを経営する絶世の美女未帆。彼女の

顔はかつて畸形的なまでに醜かった。周囲からバケモノ扱いさ

れる悲惨な日々。思い悩んだ末にある事件を起こし町を追われ

た 未帆は、整形手術に目覚め、莫大な金額をかけ完璧な美人

に変身を遂げる。そのとき亡霊のように甦ってきたのは、ひとり

の男への狂おしいまでの情念だった・・・。

shuttlexの備忘録と私的雑感

百田さんの整形手術の知識、しっかり教えていただきました。

しかし、これが正解とは言えないにせよ、これほどブスの気持ちを

描写できる百田さんって、すごいもんです。

たとえば、こんなくだり。

ブスを嗤うのは男だけではない。時には女の方がずっと残酷に

ブスを嗤う

それにしても、読了後、これほど考えさせられたというか、疑問を

持った本もなかったように思います。

それは、

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 「なんだかんだいっても、結局、外見重視?」

 「美人とブス、ほんとうに性格が悪いのはどっち?」

 「ほんとうに整形で人生は変わるのだろうか?」

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なんだかんだいって、恋愛はもとより、ぱっとみ外見重視じゃない

かなあ。だからといって、ブスは必ず性格が悪い、美人は必ず性

格がよいともいえない気がするしなあ。

いずれにせよ、“外見の美醜”が多くの人にとって、さしあたりの

関心事であることは間違いないようです。

ひとは外見ではなく、内面だ!なんていってる、みなさん、ぜひ、

この本読んでみてください。