第二の人生を歩むことを決めた2022年。
数十年の人生整理はけっこうたいへんでしたが、重い荷物を捨て、身軽になって迎えた2023年の幕開けです。
相棒のディフェンダーには立派なガレージができました。これで雨の日に出現するフロアの水たまりもなくなりました。
普段使いのクルマを新たに増車したため、乗る機会が減ってしまったけれど、今年もこのディフェンダーに乗って、新たな人生という旅を歩んでいきたいと思います。
この時期、秋冬野菜の植え付けを終え、新しい畝で苗が育っている時期ですが、この度、地元に帰郷することを決めたため、町会の畑を返却することになりました。
農具や耕運機、そして肥料とかたくさん揃えていましたが、ここ1か月半でほぼ片付け終えました。菜園内は作物を撤去し、畝を崩して耕運機を掛けました。
畑をやってる諸先輩方のご指導を受けて作った農具小屋ですが、解体は免れそのまま使っていただけることになりました。
いわゆる不動産でいう、居抜き物件ってやつですね。次のオーナーが薪ストーブと雨水を貯めるドラム缶を使うので残置することにしました。
廃品の雨戸やブースで使うパネルで囲われた4.5帖ほどの農具小屋ですが、農具の取り出しを考えて外側に3つの出入り口を設けていたので、作業性のよい小屋でした。
私のディフェンダーには、ウインチ、補助灯、オーディオを始め、多数の電装品を装着しています。もっとも、すべての電装品を同時に使うことはないので、なんとか事足りてはいるところに、オプションで設置しているオーディオ系の待機電流もあり、日々乗らないと電気を消耗します。とくに冬場はセルが重そうに回ります。
この対策として、自宅から電源コードを車内に引き込み、補充電キット(バッテリーテンダー)で補充電という王道な対応をしていました。
これはこれでよい製品ですが、出掛けるたびに電源コードを片付け、帰ると設置するのが少々面倒でした。
そこで考えたのがキャンピングカー用のソーラーパネルです。キャンピングカー用途で専用チャージャー付きで十分な発電量があるのがポイントです。
SUNSEI
ソーラーチャージャー SE-1200
■ソーラーパネル素子:アモルファス・シリコン ■システム電圧:12VDC ■最大出力:18W
■最大出力電流:1200mA ■最大出力電圧:15VDC ■防水性:○ ■耐塩害:○
SUNSEI チャージコントローラー
問題の設置については、ルーフキャリアにアルミの巨大な一枚ものの縞板が貼ってあるので、縞板にドリルで穴を開けて固定し、助手席側のピラーからエンジンルームから床経由でバッテリーボックスに引き込みました。
専用のソーラーチャージャーは、充電状態を示すインジケーターが点灯するようになっているので、センターコンソールの横にDIYで設置しました。
朝、日が昇ると点灯し、日没後もしばらくランプが点灯して常時充電しているようです。このランプはエンジンを始動すると消灯するので有効に機能しているようです。
このソーラーチャージャーの効果は絶大で、冬場も元気にセルが回ってくれるようになりました。
爪のロックを解除して引き上げるだけで棚が完成するという、優れもののマルチキッチンをジャンクで手に入れました。
レジに持っていき、店員さんに聞いたところ、展示品をお客が無理に折りたたもうとして脚の関節部を折ったとのこと。壊されたお店側も泣き寝入りで仕方なく、捨てるよりはと900円の処分価格でジャンクで出したところだったそうです。
通常1万円強する品ですから、即購入です。
対策としては、
1.スペアパーツがないかメーカーDoDに問い合わせしてみる
2.骨折した部分を固定する
メーカーに問い合わせしたところ、脚をパーツとして売っているサイトを紹介してもらいましたが、2脚で3,600円で欠品中でした。
やはり、修理したほうがよさそうです。
そのままくっ付けたのでは強度的に足らないので、切断面の反対側からドリルで3つ穴を開け、そこに細いタッピングねじを埋め込み、瞬間接着剤で固定することにしました。
接着剤が固まるまでしばらく置いてから、外した脚を本体に組み込んで修理完了です。
かかった費用はタッピングビス代の150円のみ、トータル1,000円で、便利な道具がキャンプギアがラインナップに加わりました。
修理して脚の構造もわかったので、脚の折りたたみには注意して使っていきます。
いちごの跡地になにを植えようかと思案する間もなく、最速で梅雨明けになってしまい、連日の猛暑でなかなか畑作業が進めていません。
今回はいちごや玉ねぎ、にんにくを植えていた畝の後作に向けて土作りを行いました。
これが実際の畑の様子です。畝には強乾燥で粉々になった落ち葉を入れ、苦土石灰、米ぬか、とんぷんをミックスしました。有機、無農薬にこだわって土作りを行っています。作業後の写真なのできれいに見えるかもしれませんが、完全無農薬でやっているので、梅雨の時期はいつも雑草だらけになっています。
雑草や残渣は、すべて穴を掘ってそこに埋めてたい肥化しています。
猛暑なので早朝か夕方の作業にしていますが、それでも汗だくになってしまいました。
こういうとき、日差しを遮ってくれるのが農具小屋です。暑いのは変わりませんが、とはいえ直射日光が入らないだけでも助かります。
小屋内に取り付けた温度計は35度を示しています。
正面入り口を解放して、水分補給でひと休み、ひと休み。
時折、涼しい風が入ってきて、水分補給で汗だくの衣類を冷やしてくれるので、ありがたいことに温度計ほどの暑さは感じません。耕運機に給油したら、もう一回、土作りに励みます。
2016年春、縁あって畑を借りて野菜を作り始めてから、早いもので8年が経過しました。野菜作りを始めた当初は、とにかくネットや本で栽培の知識を得て、試行錯誤でそれを実践してきました。
多少、手間がかかったり、食害にあって全滅したこともありましたが、いまも無農薬、有機栽培で野菜を育てています。
もうひとつ、拘ってきたのが、写真のような小さく区画して、「多品種、小ロット」で栽培するというやり方でした。これは作業性や効率性からいって非効率な栽培方法なのですが、そこで土や野菜に触れ合うことで、自分流の菜園が確立してきました。
耕作地は変わったものの、8年過ぎた6月初旬ごろの菜園の様子です。区画化して育てるというやり方はその後も続いています。今年のいちごは甘かったものの収量が少なく短期間で終わってしまいました。
そして、大きな進化といえば、この農具小屋。基礎工事はしていないけど、台風がきても倒壊することはなく、屋根から雨水を取ってタンクに入れて水やりの水を賄うとともに、ソーラーパネルでバッテリーに充電できるようにしています。
いま異常に高騰している玉ねぎも、この通りたくさん収穫できました。
そして、いま現在の旬といえばきゅうりです。毎日収穫にいけないとこんなにでっかくなってしまいます。無農薬の有機栽培なので、形は悪くても、おいしいきゅうりができています。
畑の恵みを得て、自給自足のスローライフを目指していきたいと思います。