50thのディフェンダー90のECUの交換品が見つかったようです

かつて2台乗り継いできた、国内正規販売の50thディフェンダーですが、このクルマの急所といえば、このECUでした。そもそも玉数が少なく特殊なので極めて高価だったところに、パーツ供給が終了してしまってからは、壊れたら同じ型のディフェンダーからパーツを取るしかありません。
ディスコやセカンドレンジのエンジンも基本同じものなので、そちらのECUを流用しちゃえばいいかというと、形状が違っていたり、セキュリティの仕様が違っていて適合しないのです。


こちらの白いボックスのなかにECUが入っています。

しかしシュノーケルへ接続するこのパイプの配管っておかしいですよね。ECUを外して付けるべきでしょう。

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さて、2代目のディフェンダー90を購入した当時、エンストの持病を持っており、クランク角センサーだの、いろんなセンサーを疑うなか、このECUが疑われるような数値が出たとのこと。
幸いなことに(大金でしたが)インマニガスケットの交換でなんとか復活したのです。

今回、旭モータースさんのブログで、北米仕様ディスコのECUを取り寄せたところエンジン始動ができたとのこと。セキュリティはBeCMのユニットになっているそうで、ディフェンダー90のガソリン車に乗っておられるかたには一縷の望みができたのではないでしょうか?

それにしてもそのECUをアメリカから取り寄せるのにどれくらいの費用が掛かったのでしょうか?
晴れてオーナーになっても、ECUが壊れたら一巻の終わりというリスクを告知して売る業者なんていないだろうから、そもそもこんな危機があることすら知らないユーザも多いことでしょう。

追記:
その後の記事によると、北米仕様ディスコで始動できたものの、ディスコに合って、ディフェンダー90にない機能や仕様があるためエンジンエラーが発生したとのこと。
やはりそのままハッピーエンドとはならないようです。やっぱりこのクルマを持つリスクは高そうですね。