管理職に求められる特質のいちばんは「健康」に驚く
本日、日経セミナーで健康経営というテーマで
社員の健康を増進することが会社の業績を
伸ばすのだそうだ。
しかし、そのセミナーでのいちばんの収穫と
しては、進行役を務められていた明大の野田
稔教授の経営学からみた健康に関する位置
づけであったのだ。
経営管理論の始祖の一人ともいわれるフランスの
「管理職に求められる特質・知識・経験」とは、
次の6つなのだそうだ。
①身体的特質:健康・活力・手際のよさ
②精神的特質:理解し学習する能力、判断力、精神力、適応力
③道徳的教育:気力、志操堅固、創意、忠誠心、機転、高潔さ
④一般的教養:さまざまな問題についての一般的知識
⑤特殊な知識:技術的、商業的、財務的、管理的などに特有の知識
⑥経験:一人の人間がさまざまな物事から引き出す教訓
なんと専門知識や経験が下位になっているでは
ないか?ドラッカーはそんなこと言ってなかった
よな。
結局のところ、管理職自らが健全で、メンバーに
ビジョンを示して、なすべきことを示し、目標を達成
することにある。
この理論のほうが、ドラッカーよりわかりやすくて、
おもしろい職務に見えてくるんだけどなあ。