「想定外」と「安全神話」についての雑感

みなさま、おはようございます。

昨日は防災の日で、都内でも直下型地震に対する大規模な

防災訓練が行われました。

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今回の大震災では、「想定外」ということばがよく出てきました。

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想定外の地震、想定外の津波・・・。

災害の想定が覆されたわけですけれど、これを個人レベルで

考えてみると、

もしも、いま地震が発生したら、津波が襲ってきたら、自分で

どうすれば、災害から身を守られるか、そんな想定をしてその

時、どう行動するか考えておくということなんですよね。

まずは、自分の身を自分でどう守るかという基本的な視点で、

もう一度、点検してみる必要があるようです。

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そして、もうひとつは、「安全神話」ということばでした。

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原発を始め、あらゆる安全神話に赤信号がついたのも、この

震災をきっかけとしたものでした。

しかし、この「安全神話」、もっと基本的には、電気をいっぱい

使う「電化文明」の危うさをも、露呈させてしまいました。

震災で電気が使われなくなってしまったとき、それまで安全で

クリーンと言われたオール電化にした家庭では、電化で便利に

なった分が、そっくり不便に変わってしまいました。

さらには、震災での事故がなければ、この電化文明は大丈夫

だったのかというと、そうでもないですよね。

化石燃料は、新興国の需要増や資源枯渇での経済リスクが

あったはず。

ほんとうに電気というのは、環境だけでなく、経済的にも持続

可能なエネルギーなのか、社会の根本の問題としてその安全

性をもう一度、とらえないといけないように感じました。