Td5にワコーズディーゼルワンは予防接種みたいなものです

たまたま中古パーツショップの特売コーナーに入っていたワコーズのディーゼルワン。

働くトラックとかハイエースなんかで効果が出たというネットの記事を読んでその効果を期待していますが、まだ半分も使い切っておりませんが、正直なところ、なにか変化があったかというとあまり感じられないというのが印象です。好意的に解釈すると、現状では明らかな不調はないのかもしれません。

f:id:defender110:20170730223624j:plain

しかし、この添加物の目的は、エンジンが不調で、アイドリングが下がって、パワーが出ない、振動がでるような不調を予防すること、つまり人間でいう予防接種みたいなものと理解しています。

さて、この不調の原因というと、シリンダーヘッド内にあるインジェクターの汚れによるものとのこと。Td5のインジェクターは、シリンダーヘッドの上部(下の赤丸)にあり、その一つ一つにポンプが付いていて、内部に燃料を溜めてあります。エンジン始動でカムが駆動すると、赤丸のピンが押し下げられることで、規定の燃料を噴射します。f:id:defender110:20170819042546j:plain

この機構では、高圧で燃焼室に直接燃料を噴射しているので負担が大きく、かつ、このヘッドが汚れてくると、上記の不調の原因になるようです。左側のようにカーボンなどで汚れていますね。

f:id:defender110:20170819042912j:plain

このインジェクターが不調で交換となるとけっこうな金額になるので、転ばぬ先の杖ということで、今週、ガソリンスタンドで残り半分の投入で様子をみてみたいと思います。