ディフェンダーをご検討のみなさま、クルマの錆びっぷりをよく確認しましょう

私のディフェンダー110は英酷でひどいいじめを受けて国外逃亡してきたクルマなので、外も内も錆びだらけです。だから、ソフト99のシャーシーブラックとアンダーコートはお友だちです。

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もしも私のブログを見てくださり、ディフェンダーを欲しいと思った貴兄、中古車との出会いは一期一会ですが、慌てずじっくり現車を確認することをお勧めします。

ディフェンダーってアルミじゃなかったの?とご指摘になられる物知りな方もおられるかと思いますが、甘いです。正確にいうと当時鉄が高かったのでパネルとかたくさん鉄を使うところを安いアルミに置き換えてコストダウンしたのです。でも、あちらさんの腕前では、たとえばドアのフレーム下部とか強度が必要な部分はアルミにできないので、すべて鉄です。たしか新し目のディフェンダーはフレーム全部が鉄製になっています。角が丸みを帯びているのは鉄の成せる証拠です。
一見きれいそうなドアもドアを下から見上げてごらんなさい。洞穴探検ができます。f:id:defender110:20180318180758j:plain

アルミと鉄の組み合わせで鉄が錆びることで、アルミを守っているんだ式に解説されていたりしますが、そんなこたぁ、ありません。アルミの白い粉は錆びじゃないと言われるかもしれませんが、白い粉がいっぱい出来て塗装をボロボロにします。これも立派な錆びですよ。よーくボディの状態を観察しましょう。

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これに当時の塗装技術が未熟だったせいで、ボンネットやルーフが劣化、退化して、白い粉で膨らんだ塗装面としっくりくるようになります。これをオーナーは「いい感じのやれ」と呼んでいます。
これでいいのならそれもいいでしょうけど、そのうち、さらに酷くなるのでフルペイントの有無を確認したほうがよいです。フルペイントも真面目にやればかなりの料金になるのでどこまでやってくれるのか確認しましょう。

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さて、そもそもフレーム部分はオール鉄ですから、古いディフェンダーでは錆びてマフラーが脱落したり、リアバンパー(メンバー)がいい感じに朽ち果てます。私のぢゃないけどこんな感じです。
さすがにここまで朽ちている中古車を売りに出す業者はいないと思いますが、一見よさそうに見えても
床に潜って錆びの状況を確認することを強くお勧めします。

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また、私がオプションで取り付けている装着品は全部中古で鉄製です。ヤフオク仕入れたグリルガードはめちゃくちゃ錆びていました。また、ルーフキャリアはフレームの接合部、取り付け足部、ライトバーは水抜き穴付近に錆びが現れています。これは正直、新品がないので仕方ないです。自分でなんとかしましょう。

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もうあちこちに錆びがあるので最近ではあまり気にしないようになりました。