私のディフェンダー110は並行輸入車で、イギリスで10年以上使われたきた車両です。
ふつうの国内販売店なら、さびやへこみは修理して、車内はクリーニング業者に清掃させたりして日本のユーザの標準レベルまできれいにするところが、それをやっていると車両代が新車よりずっと高くなるので、販売店の良心からそれはオーナーに任せているんです。それは了解のうえなんですが、このことで英国(海外)でのクルマの扱いが、いじめ問題と同じくらい酷いことを知ることになりました。
まあ、他人のクルマに平気でバンパーを当てながら駐車するような国だし、日本みたいな車検制度はないので、さびやへこみ、キズなんて関係ないのでしょうね。
しかし、許せないのは室内の汚れですよ。ほんとに汚れ放題。
これは国民性というか、人間性の問題ですよ。
税関から引き取ってきた時点での状態なんだそうですが、英国のエージェントがいるけど、向こうじゃ、買取と輸出手続きだけなんでしょう。
そんなもんだから、泥汚れやなにかこぼした汚れだらけ。シートのまわりにはごみが散らかり放題だったに違いありません。販売店で売るために最低限の掃除はしたのでしょう。自分で清掃していたらガムや菓子の包み紙みたいなものがガビーボックスの床に落ちていました。
日本人がつぎつぎにクルマを買い替えることに対して、海外ではメンテナンスして長く乗るんだ、これが海外のクルマ文化だって物知りの車評論家が海外礼賛みたく語っていたのを真に受けていた私にとって、まんまと騙されてた!と実感しました。
あえていうなら、そんなことをやってるのは、懐に余裕のある金持ちで、そうでない多くの連中は乗りっぱなしなんでしょうよ。