先日、NHK番組で理解できない外国語が多くて精神的苦痛を
負ったとして、慰謝料を求める訴えを起こしたというニュースが
ありました。
そこで、訴えの報道で出ていた外来語をみてみると、「リスク」、
「ケア」、「トラブル」、「コンシェルジュ」などが挙げられています。
「リスク」、「ケア」、「トラブル」くらいはなんとか日本語化できま
すが、「コンシェルジュ」に至っては、(NHKは総合案内係のふ
りがなあり)正確に日本語化しろと言われるとできないようなあ。
でも、これくらいはまだましで、私が仕事でお付き合いするIT系
の人たちのほうが、よほど乱発しているように思います。
たとえば、最近、打ち合わせで出てきた外国語を列挙してみると、
ネット系では、「カットオーバー」、「コロケーション」
DB系では、「ライブラリ」、「スレッド」、「クエリ」
以前は、わからない用語が出てきたら、その場はテキトーに流
して、あとでこっそりググってました。
(「それ何?」ってやってりゃ、会議が長くなるし、なめられそう)
検索で出てきた情報を見て、その説明にまた出てくる外国語を
さらにググって知識を広げる、さらに、もっと根本的な知識が知
りたくなると、本屋で解説書を流し読み、気に入れば買って読む。
この繰り返しで鍛えられ、分野の違うIT専門家(いわゆるSEね)
の集まる打ち合わせでも、まるでシッタカブッタのように振る舞っ
ております。ぷっ・・・。
さて、本日の話題、確かになかには外国語(IT用語)をそのまま
使った方が、あえて日本語化するより、(わかってりゃ)便利だと
思うこともあり、一概によいわるいとも言えないように思います。
苦行の末、徳を積んだわたくしは、そんな外国語、専門用語の
飛び交う会議の際は、
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「すいません。それ、どういう意味ですか?」と会議のポイントと
なりそうな外国語が出たときは、問うようにしています。
そうしてメンバーの認識共有を行っておけば、あとから行き違い
(えっ、そうでしたっけ?)がなくなるわけです。
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追記:じつは言外に「そこ、根幹だから、難しい話しを難しいまま言う
のは芸がないだろ!」という意味もあるのは言うまでもありま
せん。