スマホユーザにも「誤認逮捕」が出てきそうで不安です
遠隔操作型とみられるウイルス(いわゆるトロイの木馬)の感染で、
誤認逮捕される事件が相次いで報道されています。
今回、トロイの木馬に隠されていた悪性プログラムはボットという、
コンピュータを悪用することを目的に作られたプログラムだったとの
こと。このボットにコンピュータが感染すると、インターネットを通じ
て悪意を持った第三者が、他人のコンピュータを外部から遠隔操作
されてしまいます。
しかし、この話し、私にも、そしてあなたにも起こりえることなの
だということを認識しておかなければなりませんよ。
【ウイルス対策ソフトを最新にしても防げない隙間あり】
ウイルス対策ソフトは、いままで出てきたウイルスを羅列照合して、
合うものがあると削除するしくみですが、現状、年間1,772万ものウ
イルスが作りだされており、毎日、亜種も含め約4万8千種類もの
ウイルスを捕捉して更新ファイルとして随時提供することなんて、
到底できないそうです。だから更新ファイルが後追いになることで、
隙間が生まれてしまいます。
【「DNA鑑定は正しい=IPアドレス特定先が犯人」の捜査】
今回の事件は、DNA鑑定は正しいという理屈で起きた足利事件と
同じ構図でしょう。ログをさかのぼってIPアドレスを特定するという
手法は正しいとしても、特定した先のパソコンの主が犯人だという
セオリーが成り立たないということ。
そもそも、逮捕した相手が、そんなことをやる犯人なのかどうかと
いうことくらい、人となりみて、なんだかおかしいぞなんていう勘
(疑問)が働かないものなんでしょうかね。
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パソコンユーザなら、ブラウザやAdobeリーダーを最新にする(自動
更新にしておくが推奨)、ウイルス対策ソフトを最新にするのは最低
限ですね。あとはあまりネットでダウンロードしたりしないってことで
しょうか。
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【急増するスマホもそのうち、ボット化されるかもしれません】
私が、いまもっと怖いなと感じているのが、「スマートフォン」ですよ。
「全国電話帳」などの不正なアプリをダウンロードしたことで個人情
報を抜かれる事例もあることだし、スマホのボット化もあり得るので
はないでしょうか。
アプリ登録に審査のゆるいアンドロイドスマホはよほど用心しなけれ
ばいけませんね。ネット型のゲームとか、居所がわかるアプリ系とか。
ウイルス対策ソフトの導入くらいしか真打ちがないように思えて、
ちょっと心配ですね。(他にあったら教えてください)
NTTドコモ提供のドコモあんしんスキャンの例
とにかく、スマホに至っては、安易にアプリをダウンロードしない
ことしか自衛手段はないのでしょうか。