高校のころ読んだことのある、『幼年期の終り』というSFの名作を、
ブックオフで買っていたので、お正月休みを利用して読みました。
ざっとあらすじとしては、
すべての人類がオーバーロードという他の文明からやってきた異
星人集団に支配された結果、戦争がなくなり、平和な日常をおくる
ためのありとあらゆる享受を何年にも渡って受けるのだが、その背
後で恐ろしいことが進行しつつあった。
なんて内容です。
実のところ学生時代には、「なんかよくわからん」内容だったという
印象でしたが、月日がたつと少しだけわかったような気がしました。
幼年期の終り、つまり、人類が変わることができる存在であるという
ことこそが人類としての強みではなのかもしれませんね。
アーサー・C・クラーク[1917-2008]
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イギリス生まれ。子どものころか熱烈なSFマニアだった。公務員、
空軍士官を経て、1946年、短編小説「太陽系最後の日」で作家
デビュー。その後「銀が帝国の崩壊」『幼年期の終わり』などの長
編作を発表し、科学に関する豊富な知識を駆使したハードな作風
でSF界の第一人者となる。スタンリー・キューブリックといっしょに
構想した『2001年宇宙の旅』で、その名声は世界的なものとなる。
2008年3月、移住先のスリランカにて死去。享年90歳。