ディフェンダー90の使用雑感について

ランドローバー社のディフェンダーを再び乗り始めてから、このクルマ

のことを「ディフェンダー日記」として書いてきました。

これまで乗ってきたわがディフェンダーについて、ディープにならない

範囲で使用雑感をまとめてみました。

ちなみに私が所有しているディフェンダーはショートボディのガソリン

エンジンの90(ナインティ)です。

ロングボディでディーゼルの110(ワンテン)とは基本的にフィーリング

が異なりますことをご承知おきください。

さて、これがわがディフェンダー90です

私はあれこれ付けてたり、改造して乗りたい派ですから、ノーマルの印

象とは若干異なる雑感になっているかもしれません。

shuttlexの備忘録と私的雑感

【ボディ形状について】

いまどきのクルマにはない、無骨で、角々していて、風力性能なんて

まるで考えていないボディ、シーラカンスのように、まるで進化に抗うか

のようなディフェンダーですが、これほど強烈な個性のあるクルマなの

が、気にいってます。

【インテリア・装備について】

いまどき、集中ドアロックはないし、ウインドウは手まわしだし・・・。

そもそも国産乗用車と同じ目線(快適性、高級感、電子性など)で評価

しようとすると、このクルマを評価できるところはほとんどありません。

まあ、それがいいんだと思っているので私には問題ないのですが。

このクルマには、オイル漏れと雨漏れが標準装備になっています。(笑)

【居住性について】

そもそも、このクルマに国産車と同じ快適さを求めていないので、なんの

不便も感じません。

ほとんど垂直に立っているかのようなフロントガラスにサイドのガラスも

小さいですが、見晴らしがよいのでそれほど窮屈には感じません。

足元のスペースが十分ありません

シートはホールド性はないものの意外にオンロード、オフロードとも安心

して座っていれます。

リアの対面シートは最初はものめずらしさもあって、最初はおもしろいで

すが、着座位置が高いことも合わさって、長い時間乗ると疲れてしまい

ます。

【荷物の積載について】

1~2人では、リアスペースを荷物置きに使えるので余裕たっぷりです。

しかし、リアにもひとを載せる場合は、荷物まみれになってしまいます。

shuttlexの備忘録と私的雑感

【空調について】

ディフェンダー110のオーナーさんに伺うと、よく言われるのが空調が

効かない(夏は暑く、冬は寒い)と言われますが、私のディフェンダー

では(夏は暑く、冬は暖かい)というのが実感です。

shuttlexの備忘録と私的雑感

夏場はフロントの空気取り入れ口(ルーバー)を開いて、外気を取り込

めば、そこそこ涼しく、クーラー自体は車体が小さいことから割と効いて

くれます。

冬場は暖房を入れなくても、しばらく走ると、席の下部やトランスファー

ギア周りからほんわか熱気が伝わってきますので、そのまま乗ってい

ると室内があったかくなります。

私の場合。降雪で冷え込んでいるときも、暖房を入れることはありません。

【エンジン性能について】

V8の割には力強さは感じませんが、坂道もそこそこ走ってくれます。

高速道での巡行は、基本左車線(走行車線)をキープとなります。

クルマの形状からして高速巡行は考えてはいけませんし、できません。

shuttlexの備忘録と私的雑感

【燃費について】

90のガソリン車に乗っておられるみなさんの頭痛の種というと燃費です。

エコな時代に、リッター4kmくらいしか走ってくれません。

遠出をする場合は、ガソリン携行缶20Lをいつも荷室に準備しています。

shuttlexの備忘録と私的雑感

【走行性能(足回り)について】

オフロードにいくと、もう怖いものなしのような頼もしさがあるクルマです。

車高の高いクルマですが、意外に安定感があり、舗装路でふらつくような

挙動はみせません。

shuttlexの備忘録と私的雑感

私のディフェンダーは足回りを換えてあるため、わりと路面の凹凸を感じ

ます。

狭い街中での走行ですが、小回りがききませんので、国産車が回り切る

場所も切り返しが必要になります。

【静粛性について】

私のクルマにはオフロードタイヤを履いていることもあり、ロードノイズ

大きくて、走行中は音量をかなり上げないとまともに聞けません。

【整備性について】

整備性はとても高いクルマです。かなり高価な部類のクルマですが、なん

のためらいもなく、ボディ各所にドリルで穴を開けてたりできるクルマです。

【故障について】

よく故障するのではないかと言われますが、整備していないところは壊れ

ます。しかし、そこを直しておけば、そうそう壊れるクルマではありません。

もちろん、風切り音とか雨漏れとかを故障とはいいません。

【総評について】

いつまでも飽きのこないクルマ、クルマを操縦しているという感覚になれる

稀有なクルマです。

さーて、これからディフェンダーでお出掛けしましょうか。