第二次世界大戦でのドイツのユダヤ人がいかにしてドイツ国内で生き残ったかを4人の生存者の語る内容をドキュメンタリーにして描いた作品です。
酷い話しですが当時、ナチスはユダヤ人を一掃したと宣言したものの、7000人ものユダヤ人がベルリンに潜伏し、最終的に1500人が終戦まで生き延びていたという事実があることを初めて知りました。
また、あの時代でもドイツ人のなかにも、正義を通してユダヤ人を助ける人がいたこと。
ベルリン陥落時、進行してきたソ連軍のなかにもユダヤ人がいて、その兵士に助けをもとめる主人公が、ユダヤ人なら必ず唱える祈祷文を言ってみろと言われて、唱えたところで抱き合うシーンには、助かってよかったなあとほっとしました。
どうやらその祈祷文っていうのは、「アミダーの祈り」というもののようです。ユダヤ人は日々これを唱えるそうです。