の救出がメインではありますが、竹中半兵衛の短すぎる生涯
を終えるシーンがものすごく印象に残りました。
自身の死を悟って、軍師たるもの戦場で死にたいということで、
秀吉のもとに駆けつけた半兵衛。
戻った半兵衛を、秀吉はこんな顔で喜んでくれたわけです。
死を覚悟して戻った半兵衛も、さぞうれしかったこと
でしょう。
いつもは大げさな演技だよなあと思って観ていた秀吉の
演技に、今日はぐっときてしまいました。
しかし、いくら優秀な軍師でも自らの命を長らえる術は
ありませんでしたね。それにしても36歳の人生はいか
にも無念でしょう。6歳の息子重門を残して逝くわけです
から・・・。合掌
秀吉は半兵衛の死に人目をはばからず泣いていたと
いうエンディングのナレーションにもぐっときました。
半兵衛さん、この人の軍師でよかったですね。
さて、今度は救われる命、官兵衛の幽閉がどんなに過酷な
だったかということがよく表現されていたと思います。
生きたくても生きられない命もあれば、生還して息子長政
(松寿丸)とともに戦国を駆け抜けていく命もあるわけです。
この時代を生き残るということがどれほどたいへんなもの
なのか、だからこそ、一度限りの命ということを考えさせ
られた今話でした。