○○さんって、ふだんからそんなにおしゃべり好き
なんですか?
なるほど、私ってそう見られているんだよね。
しかし、そのむかしの私は、口べたに加えて、慣れ
ない本社勤務で、都会の話題についていけず、ただ
ただ、寡黙に仕事をやっていました。
しばらく経つと、あいつはそんなヤツだからという
ことで、さして相手にされなくなったのでしめたもの。
職場のおしゃべりが無口で嫌われるのはかまわない
けれど、仕事で良好なコミュニケーションがとれない
と大きな問題になります。だから、今日は声の張りが
いいですね、とかテキトーに話題を入れておしゃべり
をして、人と人との関係を作ってきました。
そして、ときは流れ、歳もとり、職場女子の「おしゃ
べり」にも参加して、愛想を振りまいている自分が
いるわけです。
いやー、人間長く生きてくると変わるもんだね。
以前、世の中には、「黙して、語らず」をよしとする
傾向がありました。
これが決して万能とは思いませんが、もう一度、
寡黙な男に戻りたいと願う気持ちもあるのです。
○○さん、今日は元気がないですね?調子悪いの?
どうせ、こうなるのは目に見えていますが・・・。(笑)