(東北訪問番外編)東北自動車道で線量を計測してみました
東北ぶらり旅のブログは終りといっておいて、そういえば番外編が
まだ、あるということに気づき、これは、みなさんにも興味を持たれる
はずと思うので、再びブログに書いておくことにします。
今回の東北ぶらり旅では、目的地に向う東北道では、福島第一原発
の近くを走行することになるため、友人と私の持っている線量計で、
どんな数値を示すのか、ためしに測定してみようということになりました。
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もちろん、素人の簡易計測ですから、数値はあくまで傾向把握、
というくらいに考えていただければと思います。
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使った線量計は二つ、どちらもウクライナ製の線量計となります。
以前ブログに書いた私のECOTEST社 MKS-05 TERRA-P+
(写真右の黄色の線量計)、そして、友人の線量計は、メレディアン社
Pripyat線量計(左側)です。
線量計は、クルマのダッシュボード内を平行にして並べて置きました。
宇都宮に入ったころから、測定を開始し、カーナビの画面と計測数値を
デジカメで相互に撮影しながら、ログとして記録していきました。
数値ですが、メレディアン社線量計は常に数値が上下動するため、
確定しずらいので、結局、私のTERRA-P+のみの数値となります。
たぶん、私の線量計は、予測値で表示するため数値の変化がゆる
やかなのだろうと思います。
計測傾向としては、メレディアン社線量計の変化する測定値がだん
だん高くなると、TERRA-P+も数値が上昇を始めます。
また、簡易線量計なので数値は高く出やすい傾向があるようです。
さて、以下の図が測定結果です。下の測定数値の赤い文字は、福島
県放射能測定マップのサイトで公開されていた7月26日17:00時点
の計測数値(文部科学省) を参考に入れてみました。
となり、本宮ICを過ぎ、安達太良SAまで上昇したのち、幾分下がり、その後、福島
に近づくと上昇していきました。
今回走行中、いちばん高値が出たのが「福島西IC」でした。文科省の測定場所も
「福島西IC」となっており、そちらの数値は、かなり高い値となっています。
福島市内を過ぎ、伊達、白石になると数値はどんどん下がっていき、仙台、泉以降、
ずっと数値は低いままでした。
ちなみに、一関IC付近に近づくにつれて、上昇を始めたのですが、このことは、下に
転載したマップを後からみて、納得しました。
このマップは、群馬大学のかたが作成されたもののようです。
結局のところ、数値の誤差や特性の違いはあるものの、福島県が公開している
福島県放射能測定マップ での測定値分布と似たような結果になったのかなあ
と思っています。