「ウェブはバカと暇人のもの」を読み返しています

今年はツイッターフェースブックなんてソーシャルメディア

時代の寵児のように取り上げられましたね。

世界で起きた政権打倒の話しから、次第には震災報道や福島

第一原発事故においても、これらの情報で既存メディアより、

最新の情報が得られた、じつにすばらしいツールだなどと語る

ジャーナリストなる御仁やネット住民が多かったこと。

shuttlexの備忘録と私的雑感

----------------------------------------------------

これらの技術を使えば、世界が変えられるんだ的な礼賛的な

記事ばかりで、おもいっきり煽られましたよね。

----------------------------------------------------

たしかに3.11のときには、携帯を含めた電話が通じなくなった

代わりに、ツイッター情報でなまの声を聞けたということで、この

ツールも多少は使えるってことは、個人レベルで理解できました。

----------------------------------------------------

しかし、考えてみれば、体制を壊してから先、このツールで新し

い世界を創造できているかというと、どうも「壊したはいいが、

の先はなかなか造れていない」ように思えてなりません。

----------------------------------------------------

ちいさな不満を集約するだけじゃなくて、みんなの創造を

集約するツールにもしていかなきゃね。

そこで、SNSも含めて、ネットはみんなが平等の、夢のような万

能ツールなんかではないことを理解していくきっかけに、ちょうど

よい本があります。

中村淳一郎さんの著作ウェブはバカと暇人のもの

表題と取り上げ方は過激ですが、内容はいたってまともです。

第1章 ネットのヘビーユーザーは、やっぱり「暇人」

第2章 現場で学んだ「ネットユーザーとのつきあい方」

第3章 ネットで流行るのは結局「テレビネタ」

第4章 企業はネットに期待しすぎるな

第5章 ネットはあなたの人生をなにも変えない

こちらで購入できます。アマゾン

shuttlexの備忘録と私的雑感