時代の寵児のように取り上げられましたね。
世界で起きた政権打倒の話しから、次第には震災報道や福島
第一原発事故においても、これらの情報で既存メディアより、
最新の情報が得られた、じつにすばらしいツールだなどと語る
ジャーナリストなる御仁やネット住民が多かったこと。
----------------------------------------------------
これらの技術を使えば、世界が変えられるんだ的な礼賛的な
記事ばかりで、おもいっきり煽られましたよね。
----------------------------------------------------
たしかに3.11のときには、携帯を含めた電話が通じなくなった
代わりに、ツイッター情報でなまの声を聞けたということで、この
ツールも多少は使えるってことは、個人レベルで理解できました。
----------------------------------------------------
しかし、考えてみれば、体制を壊してから先、このツールで新し
い世界を創造できているかというと、どうも「壊したはいいが、
その先はなかなか造れていない」ように思えてなりません。
----------------------------------------------------
ちいさな不満を集約するだけじゃなくて、みんなの創造を
集約するツールにもしていかなきゃね。
そこで、SNSも含めて、ネットはみんなが平等の、夢のような万
能ツールなんかではないことを理解していくきっかけに、ちょうど
よい本があります。
中村淳一郎さんの著作「ウェブはバカと暇人のもの」
表題と取り上げ方は過激ですが、内容はいたってまともです。
第1章 ネットのヘビーユーザーは、やっぱり「暇人」
第2章 現場で学んだ「ネットユーザーとのつきあい方」
第3章 ネットで流行るのは結局「テレビネタ」
第4章 企業はネットに期待しすぎるな
第5章 ネットはあなたの人生をなにも変えない
こちらで購入できます。アマゾン