毎年、農作物がサルに食い荒らされ、深刻な被害が出ており、
その対策に農家のみなさんは苦労されておられるとのこと。
このサル、食べなくても木から落とす、食い散らかす、群れで
やってきては畑や果樹を根こそぎ荒らし回るという無法者なの
だそうです。
今回、このサル退治のエースとして起用されたのがヤギさんです。
ヤギを放牧することでサルの食害から農作物を守り、遊休農地の
解消にもつなげようとする試験的な取り組みが、今月から山梨県
サルの天敵というと、「犬猿の仲」ってくらいですからわんちゃんか
と思ったのですが、ヤギさんとのこと。
ちなみに「犬猿の仲」のいわれは、諸説あるようですが、
昔、猟にでたマタギが仲のよい犬とサルをつれていきましたが、
突然熊に出会い、サルは逃げ、犬は主人をかばいかかんに戦い
を挑んだそうです。この日以来、犬と猿が口をきくことは無くなった。
これが犬猿の仲の由来で有力なようです。
さて、サルを追っ払う効果はあるらしいのですが、では、なぜ、サル
がヤギを嫌うのか、その核心はわかっていないようです。
人間が想像するには、
1.ヤギのひとみが嫌い、目のふちが四角なのが嫌い
こんな目でみつめられたら、ちょっと怖いかもしれませんね。
2.つきまとわれそうなのが嫌い
ヤギは好奇心が旺盛で、興味を持ったものには近づいていくそう
です。
3.ヤギの臭いがきついのが嫌い
独特の体臭があるんだそうです。人間さまでも体臭のきついひと
って嫌われますよね。
さらにヤギさんは、畑に解放しておけば、畑の雑草をたべてくれて、
一石二鳥なんだそうです。
長年農家が頭を悩ませてきた課題にヤギの習性が効力を発揮する
か、注目が集まっています。
さあ、この勝負、勝つのはヤギ、それともサル?