『下町ロケット』、一気に読破すること請け合い!
いやー、もう、夢中になって読んでしまいました。
読むに連れてどんどんおもしろさが増していくものだから、どんだけ、
おもしろい本なんだよーって感じの作品です!
日本の職人魂を描いた池井戸潤さんの直木賞受賞作、『下町ロケット』
です。
「その特許がなければロケットは飛ばない――。」
都内の町工場が取得したバルブに関する最先端特許を巡って、中小
企業と大企業との熱い戦いを描いた作品です。
下請けいじめ、資金繰り難など、数々の困難を乗り越え、特許収入の
前に忘れかけていた、自分たちが作り出す製品の品質、そしてそれを
作り出したプライドを取り戻していく過程がテンポよく語られていきます。
このドキドキ感は、池井戸さんの前作「空飛ぶタイヤ」にも並ぶ、いや
それ以上のものがありますね。
こんな時代だからこそ、「夢に向かって頑張る」、この作品に
拍手です。