英国平行輸入のディフェンダーに「シートベルト警告灯」なし

初のディフェンダー車検でしたが、一か月の入院で無事戻ってきました。
今回の初車検では、足回りの整備につかうパーツの納期遅れが長期入院の原因でしたが、いざ車検場に入ったところで、また別の車検不適合になったとのこと。シートベルトの警告灯が付かないことで不適合になったとのこと。

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以前、国内ディーラーから買った正規輸入のディフェンダー90にはシートベルト警告灯が装備されていました。

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ひょっとしたらシートベルト警告灯がパネルにあるのではと期待したものの、英国平行輸入の私のディフェンダーにはありませんでした。
ということは配線もないので外付けのシートベルト警告灯なるパーツを見つけてもらいそれを使って車検を通しました。

次にリアのストップランプが切れていて不適合になった件については、ウインドウに貼られた配線のうち、給電できそうな場所を見つけてコードでつないで修復しました。

 

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次回の車検ではこの2つは要対応箇所ということで、覚えておこうと思います。

 

ディフェンダー110の2インチアップを検討しています

さてさて、車検入院からほぼ1か月、今週末には戻ってきそうなわがディフェンダーですが、私的な旬の話題としては、スプリングとショックの交換です。

ディフェンダーはノーマルでもけっこう車高があるので、235/85のタイヤとのセットがベストマッチだと思っています。

しかし、今回、スプリングとショックの劣化と、前下がりの解消という懸案解決でリフトアップするのなら、タイヤは255/85、もしくは285/75がイケるんじゃないでしょうか。

ちなみに、モトレージさんのホームページで紹介されている2インチアップのデモカーです。

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乗り降りについてはサイドステップが付いているのであまり影響はないですが、キャリアを装着しているので、いよいよ商業施設の駐車場の車高制限にひっかかりそうです。

さて、乗り心地を左右するスプリングの選択ですが、重い鉄製にアルミ縞板を取り付けたルーフキャリアを載せているので、スプリングはヘビー仕様(固め)がいいかと思っています。テラファーマにするか、モトレージさんのスプリングにしようかと思案しています。

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営業小屋のヘリ輸送の危機についての雑感など

最近は登山をさぼっている私ですが、アルプスの営業小屋の小屋番さんのブログは毎日読んでいて、山の様子をウォッチしています。

そのなか、雲の平山荘のオーナー伊藤二朗氏がブログを読んで、なるほどと思ったので書いておきます。

そのブログによれば、この先、営業小屋の多くが営業に行き詰まる日が来るかもしれないという事態が発生しているそうなのです。この記事

アルプスや国定公園にある営業小屋の生命線は、食料や燃料などの補給ですが、この補給を担っているヘリコプターを運行する航空会社の撤退と、ヘリを飛ばせる人材の流出、それに加えた機体トラブルがかさなり、思うように補給ができず、営業小屋としてのサービスができなくなるというものです。

重い荷物を吊り下げているだけでもバランス維持がたいへんなところに、山岳の気流変化やガスの発生などがあって、高度な操縦スキルが要るうえに墜落のリスクが常に付きまとう、航空会社としては、やりたくない仕事のようです。

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ずっと小屋番さんのブログを読んでいると、必ずと言っていいほど登場するヘリの日。物資補給がいかに重要か、それも山の天候に左右される一発勝負の世界であることは知っていました。

学生時代は食料から燃料、テントまで一通りのものはかついで山に登っていましたが、月日が経って大人になったいまでは、基本、営業小屋を利用することがほとんどになっています。

営業小屋に泊まる立場からすると、荷物を担がなくでも、うまいビールが飲めて、暖かい食事がとれ、風雨に晒されずに眠れるのはありがたいことです。

こちらは何年か前に宿泊した唐松岳頂上山荘での朝食の様子です。ピンボケですいません。
営業小屋がなかったらこんな家族での登山も厳しくなるでしょうね。

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むかしはテントから食料までみんな担いで登っていたときも、コース上に営業小屋があるというのはとても安心でした。

趣味で登ってるんだろ、遊びなんだから、贅沢しすぎだ。なんていう批判もあるでしょうけど、
営業小屋が営業できなくなると、 たちまち使う側からすると、登山の安全面、補給面、道路整備等で困りますね。受益者負担でいうとこの先、一泊2万円なんてなってくるかもしれません。

 

 

ディフェンダー110の修理現場で、健康診断の速報を聞いてきました

英国から入荷を待っていたパーツが入ってきたので修理を開始しますとの連絡を受け、修理状況を見に出かけてきました。ピットでリフトに載っていた、わがディフェンダーは、メカニックさん(以降メカさん)の手で左右のスイベルが分解されていました。

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挨拶も早々、ガタつきの原因を説明いただきました。スイベルの先にあるドライブシャフトについているオイルシールが破損、それも半分破壊された状態になっており、これでガタつきが出ていたそうです。

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思い起こせばたしか、ドライブシャフトの交換を販売時にやったということだったので、このパーツは私が乗り出してから3年以内に発生したようです。いやー、まったく気づいていませんでした。
スイベルのオイル漏れを憂いていたら、実は別なところで大きな病が進行していたようなものです。

こちらは取り外されたスイベルです。いちおう販売店でメンテナンスはしてあったので、水の侵入はありませんでした。とはいえ、このパーツは交換になります。

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さて、メカさんを悩ませていたのは、なんと私のディフェンダーの足回りのサビが酷いこと。そのためネジが取れなくて困っておられるようです。なんでも、メカさんはディフェンダーを整備するのは初めてなんだそうです。それもそのはず、いつもは最近のレンジローバーとかイヴォークなどのメンテナンスが多いそうで、それならあり得るよなあと妙に納得した私です。

こちらのスイベルハウジングをみれがわかりますよね。サビと油にまみれて、金属ブラシでゴシゴシ清掃しながら、修理していただくことになりそうです。

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ほんと、お金はかかるものの、左側の交換もお願いしておいてよかったです。

次に、右折左折したあと、前方から大きな衝撃音が出ていたステアリングロッドですが、その原因がわかりました。

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分解してみると、ボールジョイントそのものがかなり曲がっていました。
では、なぜこんなにまで曲がってしまったのでしょうか?

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じつは私のディフェンダーは、英国で暮らしていたとき事故をしており、右前部のフェンダーパネルを交換しています。まあ、直っていればいいやと思っていたんですが、さすが、酷(英)国の修理はいい加減ですよ。もげていなけりゃいいって感じで、よくみりゃ曲がっているのに交換していなかったものと思います。

そんなもんだから、その他に修理しておいたほうがいいところはありそうですか?と、恐る恐る聞いたところ、『やりだしたらキリがないくらいあります』とのこと。ぷっ・・。

たとえば、このスプリングもだいぶへたって劣化しているのと、ショックがたぶん事故のときに凹んだままになっており、ブッシュも潰れているので本来の機能が出ていないです。ここも交換したほうがいいですよとのご宣託。

ひとまず車検は通ると思いますので、お客様の費用負担もあるので、今後の検討課題にしてくださいとのこと。

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フロント側がずいぶん沈んでいるよなあと思っていたところに、こんな診断を受けてしまいました。でも困ったって感じぢゃなくて、なんだか踏ん切りがつきました。

踏ん切り?この際、車検が終ったらリアも含めて社外品でリフトアップしようと思います。 

ディフェンダー車検入院、長く乗るには仕方ないかと思う今日この頃です

車検出ししたディフェンダーですが、補修パーツの国内欠品とお盆休業の影響により、長い入院となっています。

長期入院の原因となったのが、前輪のスイベルでした。購入当初から気になっていた前輪のスイベルのサビつきとシールド硬化によるオイル漏れですが、そこを指摘されるのでは?と想定していたら、オイル漏れより、スイベルそのもののガタつきが原因でブレーキ試験で(車検に)通らないかもしれないとのご宣託(診断)でした。

こちらの写真は購入当時に撮ったものですが、英国で10万キロも乗った車両だと、概ねこんな感じなんだそうです。そんなに悪い状態ではないのでオイル補充でなんとかなるとのこと。

日本車基準だと考えられないレベルですが、このクルマに関しては言い出したら際限がなくなります。

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それでもって購入してから自分でコツコツ清掃して、見た目はこんな状態までリペアしていたのですが、残念ながら外見だけきれいにしてもダメでした。自分でなんとかするをモットーにしているとは言うものの、メカニックになれるほどには力量はなく、限界を痛感しました。

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片側だけパーツ交換で修理すれば車検には問題ないとの話しでしたが、もう片側もガタつきがないものの所詮、同じ状態なので、本来は両方とも交換しておくことをお勧めしますとのことなので、この際直してもらうことにしました。

こちらの修理だけで数十万の出費ですが、長く乗るにはきっちり直してもらおうと思っています。それにしてもまもなく入院1か月、今週末は代車をいったん返却する約束なので、退院予定を聞いてこようと思っています。

 

ディフェンダー110を3年乗ってみての雑感など

私のディフェンダーは本国平行輸入のロングボディのステーションワゴンです。私はロングボディの110はお初となりますが、今までショートボディのディフェンダー90を2台乗り継いできたので、それらとの比較も含めて雑感などを備忘録として残しておきます。

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【乗り心地はマイルド】

最初のディフェンダー90(国内正規販売になったときの1台)はノーマル、つぎに買った90は2インチアップでした。両方乗ってみて感じることは足回りはノーマル、改造両方とも固めです。初代のパジェロもそうでしたね。それがこの足回りノーマルの110に乗ってみると極めてマイルドで変な挙動もないので乗りやすいと感じました。とくにホイールベースが長くなったことで、90のときに段差を乗り越えるときの車内の揺れがおっとりしていてよい感じです。
また、ノーマルのシートは、いまどきトラックにもないくらいチープなものですが、これが高級車の包み込むシートにはない、体重でへたったスポンジがお尻をマイルドに受け止めてくれます。

【前に出てくれないもどかしさ】

BMW社製のディーゼルエンジンTd5は正直、五月蠅いですし、離合のダッシュができないので、やたら後続車から「邪魔だどけろ!」てくらいにやられます。ときには路線バスにも抜かれます。運転手は一生懸命(必死に)に運転していてもです。

ディーゼルと燃費の良さ】

ディフェンダー90がオートマのV8ガソリン(ハイオク)、ほんとすぐに燃料ゲージが半分まで減っていくので普段使いにできませんが、110のディーゼルは振動やエンジン音の大きさになれればリッター10kmは走るので助かっています。

【荷室が広くてたくさん入ります】

荷室が広いのでキャンプ道具とかミニベロなんか余裕で入ります。私のディフェンダーは荷室の補助イスが付いたままですが、これを取ればさらに広く使えます。・・でも私は今のまま十分です。

【夏は暑くて、冬は寒いクルマです】

ディフェンダーにとって夏は大敵。それはそれは暑いです。それは他のクルマでも同じかもしれませんが、問題はクーラーがなかなか効かないことでしょうか。とくに後部座席は最悪です。だから、ディフェンダーのオーナーさんは窓を開けて外気を取り込んで熱気を排出されています。しかし、一人乗車のときはウインドウが手動だったりするので、やむなく運転席のみ全開にして、自然風がエコで身体にもいいんだと主張しているがごとく、何食わぬ顔して乗り出すしかありません。12Vの車載用扇風機なんかは活躍してくれると思います。
そして冬はディーゼルゆえにヒーターがなかなか温まらないので寒いです。でも、対策はかんたんですよ。着込んで乗ればいいだけ。しばらく乗っているとエンジンで暖められた床から床暖房みたいにじんわり暖かくなります。お金があったら軽油のヒーターを設置すればいいですね。

【むかしむかしの必要最小限の装備】

いまどきの安全快適装備(エアバッグ、エアコン)なんてこのクルマにはありません。たまたま私のディフェンダーには前席パワーウインド、集中ドアロックが付いていましたが、標準仕様ではこれらも装備されていません。雨漏れとオイル漏れはもれなく付いていますが・・でも、そんなに不自由はないです。

【そんなに壊れません】
ディフェンダー110というと故障が多いんじゃないかと聞かれることがありますが、3年間での大きなトラブルというと、乗り出しから2年経過したところでスターターが回らなくなったくらいでしょうか。よくあるトラブルらしく、これで3年分の修理コストを全部使った感じですが、そのトラブルがなければ、ノントラブルで過ごすことができました。もっともこれは、長年このクルマを扱ってきた専門店だからこそ、納車整備でトラブルが出そうなところは交換、メンテナンスされていたというのが大きいと思います。

【道具なんだから、使ったら整備しなくちゃ】

トラブルがないのが当たり前っちゃ、当たり前ですが、クルマも機械だし使えば消耗したり悪くなったりしてきます。だから、ときどき床下に潜ったり、ボンネットを開いてエンジン回りの様子をみてやらないといけません。それが面倒なら整備工場でときどきメンテナンスしてもらいましょう。

【見晴らしがよし、角ばったボディがなおよし】

車検で普通車に乗ってみて改めて感じるのは、車高が高くて見晴らしがよいのと、角ばったボディのおかげでとても運転しやすいと思います。

【でも、バック走行には注意】

とはいえ、ロングボディのバックは視界が遮られるのでナビのバックモニターを付けることを推奨します。また、夜間はバックランプが暗めなのでバックライトを増設するのもよいかと思います。

【(改めて)クルマは操縦するもの】
重いクラッチとマニュアルギアをうまく操作できなきゃ、即エンスト。即退場です。だから、いま社会問題になっているアクセルとブレーキの踏み誤りなどとは無縁の世界です。

【まとめ的な雑感など】

とにかく、古いクルマなので、操縦者(運転手)が自らやらないといけないことがけっこうあるクルマです。でもね、むかしむかしはみんなそうだったんですよ。

現代のクルマはそんな人間のやらなきゃいけないことを自動的にやってくれて便利になったわけですが、便利になったことでクルマ本来の「運転って楽しい」ってのをなくしてしまった。悪いけど、自動運転なんて、まっぴらごめん。お断りします。

【これこそ、雑感ですが】

ブログ書くのにわがディフェンダーを掲載しましたが、まったくもって昭和ですなあ。ルーフライトとかキャリアを付けて、車高を上げてデカタイヤを履いたクルマが街中を闊歩していましたよ。まさにクルマの大恐竜時代でございました。

そこで石狩ならぬ令和挽歌で締めましょうか。

あれから奴らはどこに行ったやら

旧車ランクル、サファリにジープ~♪♪  

今じゃ、いずこでオンボロロ

オンボロボーロロー♪♪

わたしゃ涙で

青年ざかりの 夢を見る

 

ディフェンダー給油口カバーの自作を検討する

需要と供給というものでしょうが、あんなぺらぺらのカバーを15,000円くらいで買うんだったら、いっそ自作でもしたほうがいいんじゃないかと思っています。

たとえば、こちらの給油口カバーが参考になりそうです。こちらはオール金属製のしっかりした商品なので価格もさらに高額です。

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こちらが構成パーツですが、枠とふたの二つ構成のアイデアをいただいて、プラ板で作れるね。
問題は、プラ板の枠をどうやってボディに固定するかですよ。

ボディの給油口の両サイドと上下部にL型ブラケットを取り付けて、枠板にボルトを通して、ブラケットに固定するか。盆休みの工作ってことで自作してみましょうかね。

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