ヤマダ電機の赤字報道の関連で知ったのが「ショールーミング」と
いうことばです。店舗で実物を確認して、購入はいちばん安いネッ
ト通販で買うという行動のことを、そう呼ぶのだそうです。
ネット販売が盛んになってきた現在、実物を店頭で見たうえでいち
ばん安く買えるところで買うという行動は、至極合理的なことだと思
います。
いま、家電品を購入するときの購買行動というと、
----------------------------------------------------
1.ネットで候補機種を選定する
2.選定した機種の使用感などを口コミサイトでチェックする
3.合わせて価格.comで最低価格ラインを調べる。
4.でもって、ショールーミングに出かける
5.店舗をいくつかはしごしながら、最安値を見極める
6.価格交渉して安値を引き出す、なまの商品知識をきく
7.ポイント制度のあるお店ではポイントを確認する
8.大型家電は配送や延長保証などのサービスを確認する
9.購入する
-----------------------------------------------------
といったところでしょうか。
うえの8.まで散々やったのち、購入せずにスマホでネット通販で
注文されたんじゃ、量販店のほうはたまりませんよね。
私の場合はというと、大型の白物家電(冷蔵庫とかレンジとか)は、
基本は「価格」、それに配送とか引き取りなどの「サービス」、そして
「延長保証」をポイントに購入しています。
一方、デジタル家電となると、購入決定のプロセスがすこし変わ
ってきます。
デジタル家電は機能やディテールがわからないことが多いので、
基本、売り場で面と向かい合って、商品説明を聞き、話して納得
して買うのが好きです。だから、あの店舗の、あの店員を「ひいき」
することもあります。(とくにカメラなど)
つまり、「価格」、「店員さんの商品知識」で選択しています。気に
入った販売員さんと仲良くなれば、多少ネットより高くともそのお店
で買っています。
しかし、商品に対するレビューをやり取りするサービスが充実し、
正確性が確保されたり、店舗でも、日本の商習慣を理解していな
い店員さん、商品知識の少ない店員さんばかりになったときには、
私もショールーミング化するかもしれませんね。