昨夜Radikoを聞いていたら、「ブラック企業」問題を特集して
いました。
そこで知った言葉が、「固定残業代」ということば。
企業の残業代削減対策として、この制度自体は適法なんだ
そうですが、私は初めてこの言葉を知りました。
もちろん、残業代がその残業代を下回っても支払われるし、
上回った場合は割増を付けて支払うなど、正規に使われる
のであれば問題ないのですが、
そもそも、求人広告のなかで、
月給総額に長時間労働を前提とした残業代をあらかじめ
含ませて、まともな賃金に見せかけている。
しかも、そのことを謳っていないかったりするわけです。
そして、うちは残業代込みでの賃金なのでといって、支給
されている残業代以上の長時間労働をやらせたり、また、
残業代そのものを払わないという手口なんだそうです。
最近では、アルバイトまで使い捨てにするような会社も
出てきているそうですし、世の中酷い話しがあるもんだと
思って聞いた次第です。
追記:
想定される残業時間が、月40から45時間程度であれば
制度としてまだましですが、固定残業代の支給に条件が
付いていたら、さらに過酷なことになるようです。
たとえば、月の時間外労働が80時間を満たない者は残業
手当を支給しないというケースを想定します。
すると、月に240時間、つまり1日12時間は働かないと残業
手当が支給されず、残業代がなくなってしまいます。
そもそもが、「固定残業」なんて制度を導入している企業
は、法遵守なんて視点が乏しい企業じゃないかと思って
しまいました。(あくまで個人としての感想です)