この時期に中年以降の男女が気になるのが、健康
診断や人間ドック(の結果)でしょう。
当の本人はいたって健康だと思っているのに、現在の
基準に照らし合わせると、不健康→二次検査→経過
観察なんてことになるわけです。
私がいつも面倒をみていただいている先生がまともな
先生なので、投薬の前に運動しろとか飲む量を減らせ
とか言われて、投薬治療ということにはなっていない
わけです。
この基準値って、製薬会社とグルになって健康なひと
まで投薬させて金儲けしようとしているじゃないかと
穿って見ています。
指導されて薬を飲んで、体調が逆に悪くなったという
話しは私のまわりでもよく聞きます。
「クスリ」を逆に読んでみてください。それは「リスク」。
クスリは、体にとって良い効果や作用をもたらす物質
ですが、使い方
ものです。
今回、人間ドック学会などが作る専門家委員会が、
現在の基準で正常数値とされている範囲を、大幅
に緩めるべきだとする調査結果を発表したそうです。
たとえば、
血圧 上147/下94 (上129/下84)
肥満度(BMI) 男性27.7まで(25まで) 女性26.1まで(25まで)
中性脂肪 男性198まで(149まで) 女性149まで(149まで)
これは、約1万人のデータを基に、いわゆる「健康な
人」の標準的な検査値の範囲を求めたのだそうです。
人間ドック学会の大英断に拍手をおくりたい気分です。