「岳人」編集をモンベルが引き継ぐへの雑感

学生時代呼んでいた雑誌のひとつが登山専門誌「岳人」

でした。おなじ登山雑誌の「山と渓谷」と比べてかなり

硬派な雑誌との記憶が残っています。

    現在発売中の岳人(東京新聞WEBより引用)

    

この刊行を9月号から登山用品メーカー「モンベル」傘下

の会社が引き継ぐのだそうです。

たしか、同じような例としては、かつて愛用していたカジタ

のアイゼンもモンベルが引き継ぎ、現在も生産されてます。

しかし、「カジタアイゼン」にしても、今回の「岳人」にしても、

当時をなつかしむ気持ちはよくわかりますが、世の中の

トレンドはずいぶんかわってきています。

アイゼンでいうと、現在は機能が進化したワンタッチ式の

グリベル、ペツル、ブラックダイヤモンドなどが主流となっ

ています。(要は世の中のニーズで変化していかなくちゃ

だめよということ)

そして「岳人」ですが、現役で読んでいたときは、沢登

とかちょっとした岩をやるときに参考にしていました。

まあ、発行人が京大の山岳部有志だからでしょうが、ちょ

っと高尚な感じでしょうか。

現在はときたま書店でぱらぱら読みする程度ですが、

比較的気軽な山行まで記事に取り入れているようです。

たしかに、現在は「岳人」のような硬派路線でなく、ソフト

系の登山雑誌が主流です。

つい最近買った雑誌がこちらです。

マウンテンギア完璧カタログ、こいつの厚さに誘惑されて

しまいました。 

これからモンベル傘下で、編集内容の見直しとペース数を

落として価格の見直しを図るそうですが、「岳人」もソフト路線

に変わっていくのはしかたないとしても、当時を知るものと

すれば少しさみしい感じもしないでもありません。