大震災から3年、町の復興への思いも変わらざるを得ないですね
今日で東日本大震災から3年目をむかえますね。
犠牲になられたかたの御霊に対し、今日は震災発生
時刻に黙とうしようと思います。
さて、今年は「復興を実感できる年にしたい」とは、安倍
首相の発言。
そこで思いだしたのが、先週日曜の夜にやっていたNス
ペ「どう使われる復興3.3兆円」でした。
この番組によると、復興計画に基づき、新たな町作りを
進めているなか、想定以上の人口流出などで、事業者
は設計の変更に追われているとのこと。
こちらは報道で出た石巻市の震災前の町なみ
そこに再び街を作るには、巨大な防潮堤を作り、土地は
かさ上げし、広い避難路を作るなどして巨大津波にも耐
えられる町作りをするのだそうです。
たとえば、こんな町に再生されるそうです。(完成モデル図)
しかし、せっかく大金をかけ整備しても、入居すると答えた
住民がその後移転したり、また、入居したくてもその費用の
工面ができないお年寄りの世帯もあり、空き地が目立つ町
になることがNHKの調査で判明したそうです。
しかも、その住宅周辺での生活基盤となるスーパーやコン
ビニも人口減少で出店を断念したり、見合わせているとの
こと。
これじゃ、安心して住むことができませんよね。そもそもが
高齢化とか衰退化が叫ばれていた場所ですからね。
一刻も早く元の暮らしができるようにしてほしいと願っては
いますが、現実にはもとの暮らしを取り戻すのはたいへん
なようです。