「永遠の0」を鑑賞してきました

原作も読んでいたので、ぜひ鑑賞しようと思っていた

「永遠の0」。昨夜レイトショーで鑑賞してきました。

先月21日の封切りからしばらく経っており、かつレイト

ショーだから観客も少ないかと思いきや、けっこう入っ

ていました。

     

原作とさほど内容が書き換えられていないというヤフー

映画のユーザ評価もあったので、期待していましたが、

なるほど、原作の本筋の部分をうまく出していました。

敢えて言えば、モールス信号のくだりがほしかったです。

さすが映画だと、井崎(橋爪功さん)、景浦(田中泯さん)、

そして賢一郎(夏八木勲さん)が、その当時の宮部(岡田

准一)の思いをうまく語っています。

永遠の0の主人公、宮部久蔵(岡田准一)の特攻のシーン

やれ、この手の作品は戦争賛美だの、反戦だと言いだし

かねませんが、賢一郎の語った、

「もう10年もするとあの凄惨な当時の思いを語るものも

いなくなってしまう。」

これがこの作品の趣旨なんだろうなあと改めて感じました。

追記:1月13日

「死にたくない」と逃げ回る特攻隊員などいるはずがない

そう思うことこそが、この時代の「狂気」を生み出した源

かもしれません。

「特攻」ほど、反人間的で愚劣な作戦ですが、特攻隊員の

ことを描くのなら、「特攻」を生み出し、実行させた背後の

「狂気」もまた描写してほしかったですね。