「いま、国会に女子力を!」ってか、女子力ってなによ
五月蠅い選挙カーが来たと思ったら、「いまこそ、国会に女子力を!」
と叫んでいるではないですか。
叫んでいる本人はウグイス嬢ですが、後部座席に座って手を振って
いるのは、40代と思われる女性候補者でした。
「いい年してさ、女子力なんて使うなよ!」とつぶやいてしまいました。
候補者のいう、「女子力」っていうのはどういうことなんでしょうね。
「国会に女性目線を」であればまだしっくりくるのですが、「女子力」と
なれば、総合的な力のようにも感じます。
ウキペディアによると、
女子力(じょしりょく)とは輝いた生き方をしている女子が持つ力であり、
自らの生き方や自らの綺麗さやセンスの良さを目立たせて自身の存
在を示す力のこと。
うーん、さっぱりわからないですよ。現状、万人が納得するような定義
はまだないのではないでしょうか。
私が思うに、この言葉が本来持つだろう、男性を惹き付ける力という
意味はとっくに超え、どうやら、男性と同じように仕事をこなし、責任を
負う女性というような、女性→家庭といった社会のしがらみを断ち切っ
て政治の世界で戦うほどの意味で使っているのでしょうか。
そうなら、まだわからぬでもないのですが、とにかく乱発気味に「女子」
を使うのはどうかと思いました。