ブログも「で、結論は?」の時代なんでしょうかね
現在、ブログやSNSなどでよくできた読みやすい文章というのは、
そのほとんどが「転」を抜いた、「起承結」、または「結論→理由」
という構図になっているのだそうです。
「起承転結」とは、
起:テーマのきっかけや自分が思ったこと
承:そのテーマに対する自分なりの解釈やそのテーマの推移
転:「承」の流れとは異なる意見や展開
結:「起」で始まったテーマの終結
そのむかし、私が小学校の国語の時間に教わった、文章の組み
立ての基本は「起承転結」でした。それから大学の卒論に至まで
その組み立て方は続きました。
しかし、社会人になってからは、なにごとにも結論から言えと上司
や先輩に教えられ、普段の「私はこう考えます。それは・・・」なんて
やってきました。
さらに、インターネットを仕事で使うようになってから、欲しい情報の
それなりの答えがすぐに見つかるようになってから、結論から先に
伝えるというやり方が定着しているように思います。
しかし、すべて「結論→理由」で短ければいいかというと、そうでも
なくて、書くテーマによっては、文書が長くなるけど、「転」も適度に
入れたほうが、読んでくださるひとが増える傾向があるようです。
つまりは、「起承転結」で長い文書になっても、着眼点や展開がよ
ければ、読んでもらえるし、「起結」の簡潔な文書でもありきたりだ
と読んでもらえないものです。
毎日ブログを書いてはおりますが、「文章で伝える」ということは、
そう簡単にうまくはならないことを実感している今日この頃です。