先日、購入したソニーデジカメ「DSC-RX100」の中身が気になる
ので、思い切って分解してみることにしました。
と、いうのはウソで、不注意でお茶をこぼしてしまい動作不良に
なったものをオークションで落札したものです。
専用ケースやストラップ、バッテリー、充電器などを使う落札で
したが、ダメもとで乾燥させるために本体を分解してみました。
底面のプラスチック部と筐体左右に2つ付いているプラスネジを
外すと、かんたんに筐体を開くことができます。
左脇下に付いているスピーカーユニットからくるケーブルと液晶
ユニットのフィルムケーブルを抜くと、カメラ裏側の液晶ユニット
を分離できました。
こちらが裏ぶたを内側から見たものですが、液晶銅板部分に水没
によるシミ(酸化)がみとめられます。かなりの水量をこぼしたもの
と思われます。
筐体からレンズとCCDのユニットを取り外します。シャッターを
開いてみると、レンズ面の曇りがみとめられます。
レンズは乾燥でなんとかなるかもしれませんが、CCDセンサー
に水が侵入していたら、これが致命傷かもしれません。
映像処理するユニットも取り外します。左側の黒い2つの筒は
フラッシュ用のバッテリのようです。濡れたうちに駆動させたよう
なので、電気ショートが発生している可能性があります。
メインダイヤルとシャッターのユニットはフラッシュとフィルムケー
ブルで連結されています。
ひとまず、それぞれのパーツを小分けして乾燥剤を入れたポリ袋
に入れてしばらく乾燥させていきます。
しかし、まだ購入から1年経たず、大切に使われてきたカメラで
あっても、ちょっとした不注意で水没させてしまうと悲惨な結果と
なります。
しばらく乾燥放置して、組み直して復活を試みようかと思って
おります。