ディフェンダーにレカロシートを取り付ける（選定編）
ディフェンダーにレカロシートを取り付けたことを何回かに分けて
お話ししていきたいと思います。
ディフェンダーのシートはいかにも安っぽいシートなのですが、
想像するほど乗り心地が悪いものではありません。
しかも、座面が取り外せて、助手席側にはバッテリーが収めら
れており、運転席側は工具とか牽引用具などを保管するスペ
ースがあって、なかなか機能的になっています。
しかし、シートは前後への調整はできるものの、背もたれには
リクライニング機能がありません。
社外のシートを取り付けるには、どのメーカーの、どの形状を選ぶか、
そして、取り付けるための、シートレール探しというハードルがあります。
１．どこの製品、どんな形状を選ぶか
タイトルのとおり私は最初から「レカロ」と決めていました。
２．社外品シートを取り付けるためには、車種別の専用のシートレール
が必要になります。
では、このことを順を追って説明していきたいと思います。
１．どの形状のシートを選ぶか
車外品のシートにはいくつか製品が出ていますが、取り付けるなら
「レカロ」と決めていたのでレカロのシートタイプから検討しました。
レカロには競技向けの「シェル」、スタイリッシュな「スポーツ」、
快適さの「コンフォート」、腰痛とかに考慮された「エルゴノミクス」と
４種類があるのですが、スポーティでスタイリッシュな点を重視して、
「スポーツ」タイプをターゲットにしました。
ただし、このタイプを選んだ場合、
①座面のサイドサポートが大きいので、乗り降りに苦労すること。
②ショルダーサポートの出っ張りで装着できるか微妙なこと
という課題をかかえることになりました。
ちなみに、こちらはレカロの現行スポーツタイプの「ＳＲ－７」です。
２．このシートをどこで買うか
もちろん新品がいいのはいうまでもありませんが、２脚買うには
かなりの出費になるため、中古カー用品店でＳＲ－７の旧型を
探すことにしました。
そこでターゲットにしたのが、上記の一つ前の「ＳＲ－６」です。
１脚で新品ですと、１１３４００円もするのですが、中古となると
高いけれどこなれた価格が期待できるのと、スエードのような質
感が気に入ったのです。
こちらはカーショップにかつて展示されていた「ＳＲ－６」です。
中古で探す場合は、なかなか程度のよいものと出会うことが難
しいうえに、２脚同時に販売されるケースがなかなかありません。
従い、長期戦で１脚ずつ、程度のよいものを探すことにしました。
よい中古に出会うことを祈りながら、カー用品店のウェブサイト、
オークションなどをウォッチしていきました。
３．適合シートレールを探す
ディフェンダーに適合したシートレールの中古品が出ないかと
ウォッチするも、ディスカバリーなどはときたまあるものの、私の
クルマに適合したシートレールはまったく出てきませんでした。
なんとかすれば、他車種のものを加工して取り付けができるかも
と考えたものの、やはり安全を考えて、ディフェンダーに適合した
ものを制作販売しているショップを探すことにしました。
ネットで検索したところ、「Ｐｉｃｋ Ｕｐ７７７ 」という、レカロシートとシ
ートレールの専門店を見つけました。
このお店のサイトのインポート用シートレールのカテゴリーにディ
フェンダー９０、１１０用がありました。
ミスティ ＬＤ２５ レカロ下止め用 価格１７８００円
これが二つ必要になりますから、３５６００円、これに取り付け用の
平ワッシャー４本が必要です。
４．スポーツタイプのレカロをディフェンダーに取り付けできるか？
こちらについては、すでに装着されているディフェンダー乗りさんが
いらっしゃることをネットで確認していたので、たぶん大丈夫だろうと
は思っていましたが、さすがに製品が微妙に異なるため心配もあり
ました。
あとは、出会った中古シートを現物合わせしてみるしかありません。
ディフェンダーへレカロを取り付ける道は、予算、出会いともかなり
厳しいということは、おわかりいただけたことと思います。
次回は、レカロシートとの出会い、そして装着と乗り心地について
お話ししていきたいと思います。
追記：
ちなみに、ディフェンダー９０に社外品を取り付けた場合、内部に
設置してあるロールバーに当たって、リクライニングはできません。
また、シート下のバッテリーには、いちいちシートを取り除かないと
アクセスできなくなります。
