てまいります。
【後編での山行コース図】
前編でお話しした大弛峠から朝日岳までの行程が全体の半分強
となっているのですが、朝日岳への後半のアプローチもアップダウ
ンがきつい行程でした。
【今回の山行コースの高低差と距離】
たった20mしかありませんが、朝日岳からは一気に下ってからの
登りとなりました。
木立のなかから右中央に突起した五条岩が現れました。ここが私たちグループの目的地、
金峰山になります。
長いアップダウンを繰り返しながら、金峰山の稜線上にたどり着きました。
登り切った場所に「金峰山」の方向を示す道標が立っていました。
ここからの道は、森林限界を超えてきたので、ハイマツのなかを進みます。
なんとまだ、登山路には雪がたくさん残っていました。時折、刺すような日差しが降り注ぐのですが、
吹く風が乾いた涼しいので快適なアプローチです。
360度見晴らせる稜線上を、金峰山を目指して進んでいきます。稜線上の平坦な道ってのは、
とても気持のよいものです。
来た道を振り返ってみると、まあ、こんな絶景でございます。でも荒れた天候ならこの近辺は、
さぞかしガスって、風吹いて、寒いところです。ほんとうに天候に恵まれたのを感謝せずには
いられません。
金峰山への最後のアプローチは大きな岩のガレ場でした。稜線上を右に巻きながら進んでいき
ます。
そして、到着した山頂は、大きな岩の下側にありました。好天に恵まれたのか登山グループで
いっぱいでした。
メンバーが撮った写真で、掲載できる写真がありましたので差し替えました。
こちらが頂上の道標から少しくだった場所にある奇岩「五条岩」です。
途中までは行こうとするひとがおられたのですが、その先から頂上には行けず引きかえして
おられました。
でもいるんですね登ったひと、でも私はやりません。三歩じゃないし。
その後、ひとまず、全員で記念写真を撮ったのち、混み合う金峰山山頂から引き返し、途中の開けた
稜線上で、お昼ごはんを食べました。
天気がよくて、心地よい風もあり、達成感もあって、楽しい山頂ランチになりました。
そして、昼食後は、帰路を急ぎ、もとのコースを引き返していきました。
一気に下った個所をえっちら、えっちら登っていきます。ふっ~
帰路途中、朝日峠を過ぎたところで、鹿の親子かつがいに出合いました。
これがそのときの写真です。こちらをじっとみつめています。この鹿の奥にもう一匹いました。
その後、別の場所でまた鹿と遭遇、そして、その後は「ピャッ」っていう鹿の鳴き声を聞きました。
ネットで調べてみると、どうもこの鳴き声、警戒しているときに発する鳴き声のようです。
それにしても、たいへんよい天気に恵まれ、楽しいトレッキングになりました。