今日から始まったNHKの大河ドラマ「八重の桜」を観ました。
なんだか、美しい日本の原風景を見たようなキブンになりましたね。
ドラマの内容は、たぶん多くのかたがブログに書かれることと思い
ますので、私が初回で感じたことを書き留めておきます。
会津藩では、同じ町に住む六歳から九歳までの藩士の子供たちは、
十人前後で集まりを作り、これを「什 (じゅう)」と呼んで、幼いころ
から子弟教育を行っていたそうです。
その什の掟として、次の七つがあったそうです。
一、年長者(としうえのひと)の言ふことに背いてはなりませぬ
二、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
三、嘘言(うそ)を言ふことはなりませぬ
四、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
五、弱い者をいぢめてはなりませぬ
六、戸外で物を食べてはなりませぬ
七、戸外で婦人(おんな)と言葉を交へてはなりませぬ
これをみなで唱え、「ならぬことはならぬものです」で、しめていた
とのこと。
いまの世の中にはそぐわないものもありますが、その内容は
いたって単純明快です。
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やってはいけないことは、やってはいけないのです。
そしてやらないといけないことはやらないといけないのです。
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この掟、いまの世の中で騒がれている「いじめ」をなくしたいなら、
この、四の掟と、
そして、五の掟を、
子どもたち、そして、もちろん、卑怯な大人にも、問答無用で、
繰り返し、押しつければいいのです。