このところ、過去に事故を起こした会社が、再び、同じような失敗を
起こす事件が相次いでいますね。
「世界遺産 万里の長城グレートウォール100キロトレッキング」と
題したツアーで、日本人ツアー客ら5人が遭難し3人が死亡した件。
辺境の万里の長城を、民宿に泊まりながら1日に約15キロずつ歩く
コースだったようです。
こちらが死の行軍ツアーの内容です。(ネットから転載)
万里の長城の辺境部、河北省張家口というから、こんな崩壊もある
ような場所なんでしょうか。
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しかし、よくもまあツアー会社も、元気なシルバーさんを煽てて、
いろんな企画するもんですよね。
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このツアーを企画したアミューズトラベルは、過去、トムラウシ山遭難
事故のときの主催者で、登山とかトレッキングをするひとのなかでは、
有名な山岳遭難のケーススタディなわけです。
この遭難事故の直接の原因は「低体温症」、そこに至った原因は、
気象条件 ・・不可抗力、だけど、自然が相手だからさ。
不十分な装備 ・・防寒衣類は個人の責任?主催者の責任?
登山技術の問題 ・・問題が起きたときの備えや対処ができていない?
よくわからないんですけど、万里の長城を歩いてる時に雪が降り
始めたわけじゃないのでは?
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降っていたけど、「せっかく来たんだから」、「きっとなんとかなる」と
いうことで行動したとすれば、トムラウシと全く同じ構図じゃないの?
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企画する段階で現地ガイドの吟味もせず、問題が起きたときの対処が、
今回もまったく出来ていなかったように思えます。
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しかしもって、シンドラーといい、アミューズといい、過去に同じ事故
起こしておいて、また、同じような事故を起こすってのは、どうよ!
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過去の失敗を教訓として製品や企画に生かしていないどころか、
失敗自体に蓋をしているようにみえる(シンドラー社)
そもそも、失敗自体に気づいていない?(アミューズトラベル)
ほんとに過去の失敗に懲りない面々ですよね。