「アンチウイルスソフトはもう死んだ」への雑感
「アンチウイルスソフトはもう死んだ」と語ったのは、
アンチウイルスソフトを販売するシマンテックの
幹部。
現在のアンチウイルスソフトがウイルスなどの攻撃
を検知できているのは、全体の45%で、残り55%
は検知されずに素通りしているんだそうです。
おいおいと言いたくなるコメントですが、たしかに
その通りなんですよね。
最近の攻撃の多くは、企業のサーバーがやられて、
そのサイトを閲覧した個人がやれれるって状態です
から。
従来のメールに添付されたウイルスの攻撃を、過去
の犯罪履歴を頼りに指名手配書(パターンファイル)
で防御するというやり方では、新種ウイルスの攻撃
や、ブラウザやOSのバグを悪用した攻撃(ゼロデイ
攻撃といいます)には対処できません。
でもマカフィでも従来型のアンチウイルスソフトは直
面している問題でしょうね。
今後は「防御」より、「検知」してデータ流出(送信)を
(最小限に)防ぐ、これしかないでしょうね。