それでは、バンテロールで販売されている日本版「クロナッツ」(クロ
ワッサンドーナツ)について、レポートしてみましょう。
塩キャラメルチョコ、クリスピーチョコ、レモンクリーム、リッチ抹茶
チョコ、スマイルホワイトチョコの5種類で、1個160円です。
全部買うのは止め、レモンクリームチョコとクリスピーチョコのふたつ
を買ってみました。
こちらはクリスピーチョコレートです。
ぱっと見、ミスタードーナツのダブルチョコレートとココナツチョコレート
を掛け合わせたような感じですね。
さっそく切り取って、構造を見てみましょう。もちろんクロワッサン生地
で作られています。
クロワッサンのドーナツを2つ、チョコで接着したような構造になって
います。さくさく感を増すための対策なのか、既存の製造工程のなか
で作るための対策なのでしょうか?
さて、ニューヨークの本家、クロナッツの断面をみると、一層構造で、
焼き上げたあと、すき間にクリームを注入しているようです。
これだけでも、どんだけ高カロリーなんだ!っていいたいものです。
生地の写真がネットにあったので見てみると、クロワッサンをドーナツ
型に成型して焼いているようです。
さて、肝心の味ですが、甘さを控えめにしたというだけあって、甘みを
さほど感じません。どちらかというと、かために焼いたクロワッサンに
チョコを付けて食べているという感じでしょうか。
うーん、これならクロワッサン、ドーナツそれぞれ食べたほうがうまい
のではないかなあ。日本人の繊細な食感にはどうなんでしょう?
きっと、本家ニューヨークのクロナッツは、なかのクリームがジュワー
とでてきて、強烈な甘みがあるんでしょうね。
いっそ、清く正しく、「(味が)濃い」、「でかい」、「高カロリー」で勝負し
たほうが、受けるかもしれませんね。