なぜ、長野に地震がよく発生するのかと調べてみたら・・
都内ではとくに地震を感じることはありませんでした。
7月10日12時48分発生の地震の震度状況
しかし、今まで茨城や千葉での地震が多かったのが、長野北部の
地震なので、ちょっと気になって調べてみました。
そうしたところ、このエリアはむかし学校で習った「フォッサマグナ」
と呼ばれる「大きな窪み」のある場所でした。
この「フォッサマグナ」は西と東の陸地がくっついている場所で、この
2つの地域はもともと別々の陸地だったようです。
ちなみに、日本列島の成り立ちというのは、まだ仮説段階だそうです
が、こんな感じなんだそうです。
1.2000万年~1200万年前ごろ(新第三紀)、アジア大陸から離れ、
太平洋へ向かって移動しました。
2.日本列島の中央部を折れ目にして、西側は時計まわりに回転し、
東側は反時計まわりに回転しながら移動、大陸との間に日本海
ができました。
3.移動した際に、折れ目になった部分の西側の陸地が引っ張られて
落ち込みました。そのうえに海底の地層が厚く堆積しました。
この地域を「フォッサマグナ」(ラテン語で大きな窪み、大きな溝)
といいます。
こんな生い立ちをかかえる長野県は、数多くの断層帯があり、なかでも
「糸魚川-静岡構造線」と呼ばれる大きな断層が県の真ん中を左上から
ななめに走っていて、3.11以降、さらに、ひずみがたまっていると考え
ると、この地域で地震が発生するということの意味が理解できたのです。
マグニチュード5.2の地震にも関わらず、のちの余震が続いているそう
です。今回の地震が地面下のプレートに関係する地震で、フォッサマグ
ナの底辺がずれ込んで起きたとしたら、その構造上、東海などのエリア
での地震の予兆などにならなければいいのですが・・・。
追記2:
地質調査総合センターのホームページ の解説によると、
日本列島は太平洋プレート(海洋プレート)の沈み込みによって成長して
きた生い立ちを持っているのだそうです。
追記:2014年11月22日
テレビ観ていたら、緊急地震速報のチャイムが鳴り渡り、かなり
緊張して身構えました。
幸い、関東はゆらゆらと静かに揺れて、たいしたことはなかった
けれど、長野では家屋の倒壊などが発生している模様です。