支えあうことの大切さ、思いやる心の暖かさなど、日々の生活のなかで
忘れてしまいがちなことに気づかせてくれたのが、皮肉にも今回の東日
本大震災でしたね。
しかし、なにか支援になる活動をせねばという思いはあるものの、実際に
かたちとなる活動ができないでいたのです。
そこで、私は友人が着ていたことで知った「南部ハナマガリ鮭Tシャツ
プロジェクト」という支援に賛同して、Tシャツを購入しています。
このプロジェクトは長野県災害ボランティア委員会が企画された岩手県
大槌町の中学生の部活動の支援金を募るプロジェクトです。
Tシャツ1枚1500円のうち、500円が支援金になります。
岩手県に縁のある宮沢賢治にちなんだ応援メッセージ「雨ニモマケズ」。
雨の文字の点々は「8.11」を表しています。傘を差して雨を笑い飛ばす
岩手と大槌郡のシンボル「南部ハナマガリ鮭」に力強い復興への願いを
込めたそうです。
Tシャツを購入している「地平線倶楽部」のオーナーさんのお話しによると、
長野県は、1998年に開催された冬季オリンピックの運営のなかで、ボラ
ンティアで参加するひとたちを体系的に行うために、ボランティアの組織化
に取り組み、きちんと学んだ職員さんが多くいらっしゃるとのこと。
このことが、今回のプロジェクトとのような目的が明確な活動として進めら
れているのだそうです。
すでにまとまった1回目の支援として大槌中学校294名へ90万円、吉里吉
里中学校97名へ30万円を送られたとのこと。
こういった、具体的で、明確な目的を持った活動がやはりいいなあと改めて
実感しました。
今年9月まで鮭Tプロジェクトは続けられいるとのことですので、興味をもた
れたかたは、ぜひ支援してみられることをおすすめします。