原発再稼働できず、これじゃ日本中が節電になりそうですね
九州電力による、玄海原発(佐賀県玄海町)2、3号機の再稼働への
やらせメールが発覚しましたね。
加えて、政府対応のちぐはぐで、停止した原発が1機も再稼働でき
なくなるという事態が現実味を帯びてきました。
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これによって、もっと深刻なことは、この調子でいくと、いずれ日本の
原発54機すべてが稼働できなくなってしまうということらしいのです。
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なぜかというと、
日本の原発は、13か月運転するたびに、2~3か月の定期検
査を行ない、安全確認を行うのだそうです。
再稼働までの流れとしては、
原子力安全・保安院の検査 → 地元市町村長と知事が了承
→ 政府が再稼働承認 → 稼働
だから、この調子で再稼働できないままいくと、早ければ来年5月まで
に日本の原発54基すべてが止まってしまうことになるかもしれません。
そうすると、このまま他の電力に代替えできなければ、全国あちこちで
電力が不足することになり、いま関東でやってる節電を全国規模でや
ることになってしまうかもしれません。
大前研一氏のメルマガによると、
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原子力への依存度が高いのは、西日本の電力会社なんだそうです。
関西電力 45%
四国電力 41%
九州電力 42%
と、東京電力の28%や東北電力の21%よりはるかに高いのだそうです。
だから、いずれ関東よりも関西方面がいっそうの節電をやらなく
てはならなくなるかもしれません。
「反原発」という考えもわかるのですが、以前ブログで書きましたように、
当面、原発による発電に頼らざるを得ないだろうと私は思っています。
政府はごたごたしていますが、打ち出した「ストレステスト」なるものを
徹底的にやって、安全を確認したうえで稼働させるしかないのではと
思います。