異常な豊漁は、大震災の置き土産か、それとも・・
さて、今日は、昨日ちょっと気になる報道を見たのでブログにしてみました。
その報道とは、この二つなのです。
三陸では獲れないはず・・マダイが異例の豊漁 【朝日新聞6月16日】
岩手と青森の太平洋沿岸の定置網で、マダイが異例の豊漁となっている。
岩手・宮古では1日3.5トン揚がった日もあり、地元漁協は「こんな水揚げ
は初めて」と驚く。
今年はシーズン当初から新潟県の佐渡島周辺や青森県沿岸など日本海
の北部で漁獲が好調に推移。水揚げ基地の鳥取県境港漁港では、6月上
旬までの水揚げ量が約720トンで昨年のほぼ10倍と3年ぶりの豊漁に沸い
ている。
青森県深浦町沿岸の定置網漁も、昨年を大幅に上回る漁獲が続いている。
豊漁は震災に苦しむ被災地の漁協のみなさんにも喜ばしいことでは
ありますが、この記事を読んで、ちょっとぞくっとした私なのです。
素人なりに、原因ではないかと思うことは、
----------------------------------------------------------
1.大震災でえさが増え、それを食べるエビとかカニ、小魚とか
が増え、それを求めて、魚たちがやってきた。
----------------------------------------------------------
いわゆる「食物連鎖」ってやつでしょう。
この「えさ」ってところ、太平洋側だと、、ちょっと想像しただけで鬱になる
要素があります。
大震災の置き土産で、栄養たっぷりの豊かな海になったのでしょうか。
----------------------------------------------------------
2.怖いけど、つぎの地震の前兆現象なのか。
--------------------------------------------------
吉村昭氏の著書「三陸海岸 大津波 」で、同氏の丹念な聞き取り調査
によると、
明治三陸沖地震の前兆現象 「マグロ」「鰯」「カツオ」の大豊漁は、三陸
海岸一帯に共通した現象であった。
青森県鮫村から湊に至る海岸では、その年は不漁であったが 5月下
旬頃から「鰯」の大群が押し寄せてきた。
その異常な大漁は40年前の安政3年以来のことであったが、 その年
の7月23日に北海道南東部を震源とする強い地震が起こり、青森県
から岩手県にかけて三陸沿岸に 津波が襲来。多数の死者を出した。
40年ぶりの大豊漁は、津波襲来の不吉な前兆の可能性も秘めていた。
なぜ、巨大な地震に豊漁が伴うのかはわからないのですが、でも、事実
でもあるわけです。
上記の著作のあとがきに、「歴史は繰り返されている」、「天災は忘れ
たころにやってくる」と警鐘を鳴らされています。
さて、あなたはこの豊漁、どのように考えますか?