タイガーマスクの伊達直人を名乗る人物が、児童施設にランドセル
を寄付したというニュースが報道されたと思ったら、その後、ぞくぞく
といろんな人物をかたって施設に贈るひとが続出しています。
この現象に対しての世間の評価は置いといて、、
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タイガーマスクを見ていた世代としては、伊達直人という匿名が、
なかなかイケているなあと思うわけです。
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タイガーマスクっていうプロレス漫画ですが、ざっというと、
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アメリカのプロレスリング界に、「黄色い悪魔」と呼ばれて恐れられた
日本人レスラーがいた。虎の仮面を着けた戦士、名はタイガーマスク。
彼は伊達直人という孤児院育ちの青年だった。悪役レスラーの教育
機関である「虎の穴」で、卑劣な悪魔として戦う術を徹底的に叩き込ま
れたのだ。
だが、かつて自分が育った孤児院が経営難で存続の危機にあると
知ると、自分がタイガーマスクであることを隠したまま、ファイトマネー
で借金を返済しようと申し出る。
寄付したことで「虎の穴」に上納金を支払うことができなくなり、次々と
送り込まれる刺客レスラーと戦うことになるのだった。
組織を裏切り、孤独な戦士として生まれ変わったタイガーマスク。
頼れるのは己のみ。白いマットのジャングルで一人戦うのだった。
この漫画を茶の間のテレビで家族と観ながら、
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伊達直人が、孤児院にファイトマネーを寄付する場面に、ガキの
私は、家族に見咎められるのを照れ隠しながら涙したもんです。
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最初に寄付したひとは、きっとタイガーマスク世代(40代から60代)
なんじゃないかと思うのですが、
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どうも、この時代を経験してきた世代には、いまの世の中がしっくり
こないんじゃないかなあ。
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そんな気分を反映している運動じゃないかという気がするのです。
さて、この運動、一過性で終わるんでしょうか。。