夏場の電車、臭いに本人は気づかないものかを考えてみる

毎日、だいたい同じ電車の同じ車両に乗って通勤していますが、

このところ、連日の猛暑で汗だくで電車に乗り込むひとが多く、

車内はこのことから起きるニオイ(臭気)であふれています。

shuttlexの備忘録と私的雑感

誰でも暑い夏、しかも節電では汗もかくし、吸ったたばこの臭いとか、

自宅のペットのニオイ、昨夜の焼肉の臭いなど、多少は誰でもニオイ

がするものです。

だいたいは、なんとかやり過ごす私も、女性のつけるキツイ香水や、

おやじの整髪料、アンダーシャツの生乾きから発する臭気、これは

いけません。

こんなひとが車内に入ってくると、できるだけ離れるとか、天を仰ぎ、

酸素不足でアップアップしている鯉のように天井から降りてくる冷風

を吸い込んで耐えています。

しかし、そんなひとたちって、自分のニオイのことを自覚しているんだ

ろうかと思うことがあります。

そこで、かつて勉強した衛生管理者のテキストを引っ張り出して読ん

でみると、

私たち人間には、「視覚」、「聴覚」、「体性感覚」(触覚や痛覚など)、

「嗅覚」、「味覚」の5つの感覚が備わっています。これを「五感」と

いいます。五感のうち、においを感じる感覚が「嗅覚」になります。

「嗅覚」は、わずかなにおいでも感じることができるくらい鋭敏で、

その感度は、「味覚」の1万倍といわれています。

「嗅覚」の特徴としては、

 

(1)嗅覚疲労(嗅覚順応)しやすい

  同じニオイをかぎ続けていると、そのニオイを感じなくなってしまう

  ことをいいます。鼻の嗅細胞が強いにおいに疲れるためとのこと。

(2)「嗅覚」には個人差が大きい

  性別 女性のほうが男性よりも嗅覚は優れています

  体調 風邪をひいていた時など、著しく低下します

  疲労 朝、起きたての時が最も鋭く、夜になるほど鈍くなります

  その他 空腹時には敏感で、満腹になると鈍感になります

なるほど、嗅覚疲労という生理的特性があるわけです。

だから、ニオイの元の本人自身は、その臭いを常にかぎ続けている

状況にあるため、嗅覚疲労を起こし、その結果、自分ではそのニオイ

を敏感に感じることができなくなるようです。

そのニオイの刺激大きければ大きいほど、 また長ければ長いほど、

嗅覚疲労はきくなるそうです。

不快なニオイが、いつまでも続くようでは、神経がまいってしまい、

やがて電車通勤することができなくなるに違いありません。

人間は、喚覚が疲労(順応)することによって、大いに助けられて

いるのかもしれませんね。

しかし、一般的な感情で言えば、「自分のニオイくらい気づけよ!」と

言いたくなるのも、また事実です。

追記:

すいません。消したと思っていた文書の残骸が最後に残っていました。

読み直しをしなくては・・・。常に反省、改善でございます。