最近では山でも携帯やスマホが使えることが多くなったので、
ネットを介して、天気図も見れるし、山の情報も得られるように
なっています。
しかし、山はラジオが似合います。私にはマストアイテムです。
このラジオは、SONYの元祖、山ラジオ、「mb(ミニバール)ICR
-3000」です。ヘクトパスカルでないところに歴史を感じますね。
山で天気図をかくための専用ラジオでした。
昨年再開した山行ですが、だいたい山道具というものは、どこか
へ消えていくものですが、このラジオだけは二十数年に渡って
ずっと私の手元にあります。
テン場でNHK第二放送の気象通報で天気図つけていまして、とくに
雨で沈になった日などは、一日3回(6時、12時、18時)のうち、18
時の天気図を書き終えるとパーティのみんなでこの天気図を覗きこ
んで、翌日の天候を予想しながら行動を決めていました。
また、テン場にも気象通報のアナウンサーの声が他のテントからも
聞こえてきたものです。
この天気図がきちんとかけること、読めることがいっぱしの山ヤとして
認められるんだと先輩に教えてもらいました。
だから、この天気図をだれよりも早く書きあげることに執念を燃やして
暇さえあれば天気図をかいていた記憶が残っています。
日帰りや小屋泊まりの山行しかしていないので定かでないのですが、
現在もテン場では、みなさん、天気図をかいておられるのでしょうか?
冒頭にも書きましたとおり、現在では山でもネットや携帯ができて、
正確な情報がとれるようになっているようですから、そちらのほうが
手っ取り早いのかもしれません。
正直、いまはきちんとかける自信はない(きっとかき漏らしそう)のです
が、もう一度天気図をかいてみようかと思っています。