東日本大震災から、3か月が経ちましたね。
現在も、懸命に復興活動をされている被災地のみなさま、自衛隊、
全国の消防隊員、警察官のみなさん、そしてボランティアのみなさん
にはほんとうに頭が下がる思いです。
さて、今回の大震災で、心の病になったひとが急増しているとの報道
は耳にしていたのですが、私の会社でお世話になっているお取引先
の部長さんが最近、お見えにならないと思っていたら、震災でPTSD
になられたとのお話しを昨日伺いました。
ご実家が宮城で震災後、何度も都内から実家に足を運ばれて復旧
作業をされていたのは知っていたのですが、ゴールデンウィーク中、
ご実家に戻られてから先、今月になって体調を崩されたそうなのです。
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どうも、この「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」ってやつ、震災から
3か月が過ぎたころから噴出し、具体的な症状※になって表れてくる
ひとが増えるのだそうです。
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この病は、記憶に関する病気で、衝撃が大き過ぎるとうまく忘れること
ができなくなるというものです。
うまく忘れるためには、いったん記憶を取り戻してあげて、「何が起きた
のか?」を理解し、「そこからどう対処するか」という自己防衛力を取り
戻すことが必要なんだそうです。
それにしても、部長ずらしない気さくな部長さん、高校生2人の親父さん
の、一刻も早い回復を願ってやみません。
※悪夢、フラッシュバック、頭痛、腹痛、吐き気など
追記:12:51
直接、あの3.11の日に大震災を経験されたかたではないのに、
その後の震災の惨状を見て心に大きなキズをおってしまう、今回
の震災は、それほどかつてない規模のものなんだなあと思います。
被災された方は言うにおよばず、あの日からずっと、被災地の救援
にあたっていらっしゃる方々の心のケアも重要ですね。