裁量労働制を適正運用した事例として、首相や厚労相が挙げていた野村不動産への採用労働制の違法運用の取り締り事例ですが、報道によると、過労死認定によって取り締まりになったんだと。
労働者のためにするように見せかけておいて、実は自分の利益になる企業のためにやってるのがよくわかる事例ですね。まさに「おためごかし」じゃないですか。
対象でない営業職に違法な運用していた野村不動産に怒りを覚えますが、たしかにいまの労基署の人員では、誰かが過労死で亡くなってから取り締まりできないのはわかりますよ。だからこんな制度が広く採用されるようになったら、働くわれわれは、亡くなるまえに意を決して告発でもする以外には手がないわけです。
それにしても、なんだか政府に体よく印象操作されていて、まったく腹立たしい話しです。
