高倉健という生き方、たいへんだけど学ばなくては・・

昨夜NHKスペシャル「高倉健という生き方」を観て

の感想を書き残しておきます。

しかし、さすがNHK、ベストタイミングな密着番組

でした。

健さんの自分を誇らず、静かに努力する姿はすごく

かっこよかったです。

さて、高倉健さんの座右の銘として紹介されていた

のが、

「往く道は精進にして、忍びて終わり悔いなし」

これは健さんが天台宗酒井雄哉さんとの対談の際、

いただいた言葉なのだそうです。

酒井さんという方は、約7年間に渡って比叡山を100

0日間巡拝する荒行中の荒行を、2回も達成された

超人的なお坊様です。

さて、この言葉は、大無量寿経(だいむりょうじゅきょう)

というお経の歎佛偈(たんぶつげ)の中に、出ている

言葉で、

   

「たとい身を、もろもろの苦毒の中におわるとも、

我が行は精進にして、忍びてついに悔いじ」

(たとえどんな苦難に遭おうとも、決して後悔は

しないであろう)

阿弥陀仏がまだ法蔵菩薩の時に、誓われたお言葉

なんだそうです。

謙虚に努力を重ねることの大切さ、その姿を通し

て人心が集まるものだということ。

なかなかできることではないけれど、改めて健

さんの生き方に学ばなければいけないよなあと

思いました。