例の食事制限によって体重目標まであと500gまで近づ
いたのですが、ムダな脂肪は減らしながらも、筋力は
そのまま維持したいところですが、身体の仕組み上、
そううまくはいかないようです。
そこで今日はダイエットを生化学的に考えてみることに
します。と、いってもネットで調べた情報の寄せ集めで
あることは言うまでもありません。
食事制限によるダイエットによって得られる体重減ですが、
その内訳は、身体の水分量減、筋肉減、脂肪減の大きく
3つになるそうです。
食事制限を行い始めた初期段階では、「水分量の減少」
がいちばん多くなる。
食事制限をし始めると、筋肉や肝臓に蓄積されていたグリ
コーゲンが減っていくため、身体の保水性が落ちて水分量
が減ることが知られています。
次に多いのは「筋肉の減少」、そして「脂肪の減少」
筋肉は、1kgあたり「2000kcal」を消費する
体脂肪は、1kgあたり「7200kcal」を消費する
この定理から
1.まず、自分の基礎代謝量がいくらなのかを調べる
私が使っているオムロンの体重計です。
基礎代謝量とは「生きていくのに最低限必要なカロリー」
のこと。この場合の「生きていく」というのは活動をしない
=寝ている状態を示している。
低いと太りやすい。
2.基礎代謝量にふだんの生活強度を加味して1日あたり
のエネルギー消費量を算出する
この計算から食べるものを賢く選んで食事制限でしたと
して、仮に1日あたりのエネルギー消費量に2000kcalの
カロリー欠損がでた場合、
すべて筋肉を構成するタンパク質で賄われたとすると、
筋肉量が1kg減ると、体重も1kg落ちます。
これが体脂肪で賄われた場合、2000kcal÷7200kcal
で、278gしか減りません。
つまり筋肉のほうが、体脂肪よりも"減りが早い"という
こと。
もちろん、実際にカロリー欠損で痩せるときは、身体は
利用可能なエネルギーなら何でも使おうとしますから、
筋肉を構成するタンパク質も、体脂肪を構成している
脂肪分も、同じように(分け隔てなく)代謝していきます。
このため、筋肉と体脂肪量の両方が少しずつ減って
いきます。
運動の仕方で筋肉減の減少を少なくすることはできても、
体脂肪よりも筋肉の方が減りが激しいということを防ぐ
方法はないようです。