唐松岳への道のりを振り返ってみる(八方池山荘→頂上山荘)

さて、唐松岳への登りですが、こちらの概念図のなかに黄色い色で示してあるのが、

今回の行程になります。 ※時間はデジカメの撮影時間で表示しています。

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八方池山荘    →    第2ケルン   →   第3ケルン(八方池)      

6時50分頃、八方池山荘に着くと、先行されたいたあの登山者のかたがザックを下ろし、

休憩され始めました。私はというと気合い十分なので、多少立ち休憩したのち、そのまま

木道に向いました。しかし、ここでの競争心が、のちのトラブルの主因だったんだよなー。

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右前方に白馬連峰を見ながら、整備された登山道をどんどん登っていきます。(6時59分)

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そしてほどなくケルンに到着しました。(7時01分)

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続いて7時6分に第2ケルンが現れました。とてもファンキーなケルンです。

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第2ケルンをすぎ、見晴らしのよい場所に出たので時計をみると7時11分です。

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7時15分には第3ケルンに到着しました。

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八方ケルンから下を見下ろしてみると、八方池がみえます。じつはここで休憩と写真タイムに

しようかと思ったのですが、早期に頂上をめざすため休憩をパスして進みます。(7時15分)

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第3ケルン(八方池)  木立の登山路  →  雪 渓   →   丸山ケルン

第3ケルンから少し進むと木立のなかを進む道にかわってきました。ここからが唐松岳への

本格的なアプローチになるようです。

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木立の切れたところで、疲れを感じてきたので慌てて朝を食べていなかったので、ここで

朝食のサンドウィッチとカフェオレを飲んで、小休止としました。(7時40分)

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そしてどんどん登っていくと、木立のなか左前方に雪渓が見えてきました。

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さらに進むと視界が開け、前方の小山のうえに丸山ケルンが見えてきました。(8時20分)

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そして8時30分に丸山ケルンのある高台に到達しました。ここからは白馬の山並みが近くに

見えて、高度を稼いだ実感がわきます。

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先行された登山者の方々が撮影や風景を眺めておられます。私というとそのまま進みます。

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丸山ケルン  →  唐松岳頂上山荘

丸山ケルンからは森林限界を越えてくるため、目的の山頂方向がよく見えてきます。(8時34分)

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中央に見えるのは五竜岳でしょうか。それにしてもいい天気だし、人はまばらだしサイコーです。

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見晴らしのよい登山道をどんどん進んでいるとき、左のふくらはぎに違和感が・・・。

そこで立ち止まり、ちょっとやばいかなあと不安を感じ始めます。(8時38分)

ここで15分程度、ザックを下ろし水を飲んで休憩しました。ここであの登山者に追い

抜かれました。

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頂上まであと少しだからと、ゆっくりとした足取りで本行程で唯一、あぶなそうな(問題なし)の

板の渡された道まで進みます。ゆっくり進んだため意外に距離を感じました。(9時23分)

こんなことがなければ、9時前に山荘に到着したはずなのに無念です。

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そして、山荘がみえてきたとき、本格的に足が吊ってしまい激痛のなか無理矢理伸ばして

対処しました。ここで私はわが身に起きていることの重大さを理解し、山荘に泊まることを

決意したわけです。(ご来光を眺めたいということもあり、お金を用意しておいてよかった)

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そして、ほどなくなんとか山荘に到着しました。まだ早い時間なので宿泊客は下山したあとで

山荘の前は閑散としています。2時間の目標が足のトラブルで休憩とペースダウンで休憩込み

2時間30分での到着となりました。

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山荘のまわりで道の整備をされていた従業員(支配人さん?)が痛そうに足をひきずる

私に声をかけてくださいました。

従業員さん:「足吊ったの?、水と塩分しっかり摂ってなかったんじゃない?」

私:「ええ、500mlペット1本にカフェオレくらいです。」(持ってきたのに飲んでない)

従業員さん:「だめだよ、最低1.5Lか2Lくらい飲まなきゃ。」

私:「今日はここに泊めてもらいます。」

従業員さん:「受付けは11時30分からなので、それまで食堂でゆっくりしていてください。」

「でも、今日はいちばん混雑が予想されているので寝床は狭いですよ。」

私:「お世話になります。狭いのは大丈夫です。寝られるタイプですから。」

しかし、改めて山でこんなムリをしてはいかんよなー、そして改めて水分補給の

重要さと、若くもないわが身のことを認識したわけです。

(かつて一度もこんなことになったことがなかったので過信していたかも)

幸いにも、その後、持参した水を飲み、昼食を食堂でゆっくり食べ、チェックイン

後、寝床で寝ていたら、夕方には痛みは引いていました。でも、翌朝、トイレに

行くのは痛かったけど・・・。

追記:

もちろん、翌早朝にはヘッドライトを頼りに山頂に出向き、静寂な頂上からのオレンジ

色の雲を眺めたあと、数珠つなぎに登ってきている登山者で混むので、山荘に戻りま

した。山荘のまわりでもたくさんの宿泊者がご来光を眺めておられます。

ご来光前の唐松岳山頂、三脚がないためぶれた写真ですいません。(4時51分)

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山荘のまわりでご来光を見ている登山者たち(5時13分)

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ちなみに下りは6時の朝食を食べ、6時20分に出発して、ほぼ1時間でリフトまで下山

しました。行きには使わなかった下り始発のリフトに乗って、らくちん下山しましたとさ。

始発で登っている登山客がいーぱいですが、下るのは私だけ~♪♪

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追記2:

たぶんあの健脚な登山者、その後出会うことがなかったのですが、たぶん五竜岳とかへ

縦走していかれたのでしょうか?いやー、すごい。すごいものです。