自治体職員の退職手当引き下げを盛り込んだ改正条例施行を前に、
駆け込み退職を希望する先生や警察官が相次いでいるそうですね。
ネットやマスコミ報道で出てくる街の声は、だいたい退職2ヶ月前に
止めるのはけしからんというものが多いように思えます。
たしかに子どもたちが旅立つ前に、先生が先に旅立つというのはよい
ことではないですよね。
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しかし、この話題、こんな中途半端な時期に条例を施行させた、制度
設計の不備のような気がするのです。
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150万円近くの退職金をなげうって、最後まで教職や警官職をまっとう
するというひとがいるのなら、これはこれですごいことですが、やはり、
これからの人生もあるわけで、まさに「聖職」という踏み絵を踏まされて
いるようなものかもしれません。
ふつう、新制度の導入は、会計年度の始まり(年度初め)から施行する
のが一般的なのに、なぜ、こんな時期になったのか、施行上の配慮は
できなかったのか?ネットでは情報がみつかりませんでした。
追記:
退職手当の引き下げは、官民の格差是正を目的に国が昨年11月に
さっさと改正された法改正でしたよね。総務省が全国の自治体に手当
の引き下げを要請しているそうです。