散々、ネットの試写会募集に応募したのに当たらなかったこの映画、
まっ、当たらなくても観にいくことにしていたのですけどね。
さて、私の好きな女優さんのひとりがメリル・ストリープなんでござい
ます。しかも英国ときたら観るしかないでしょ、いうことで、昨日鑑賞
してまいりました。
ほんとうにメリル・ストリープという女優さんは人間ドラマを演じさせたら
ピカイチですよね。
メリル・ストリープというと、『クレイマー、クレイマー』でのジョアンナ
役、当時はなんて身勝手な母親だなんて思ったものですが、いまに
なってみると、少しはわかるような気がします。
『ソフィーの選択』では、ソフィを通して、戦争の無情さが印象に残って
います。
『プラダを着た悪魔』はDVDでの鑑賞でしたが、キャリアウーマンの
編集長として、強烈な存在感をみせてくれました。
さて、この映画、認知症を患うサッチャーが、娘時代から下院議員、
保守党党首選、そして11年半の首相時代を振り返るシナリオもいいし、
メリル・ストリープの円熟した厚みのある演技、すばらしかった-。
しかし、日本にもこんな政治家がいてくれたらなあ、とありきたりです
すが、こんな感想で締めといたしましょうか。
追記:
そういえば、今週のAERAの表紙がメリル・ストリープさんでした。
「今度は日本人を演じたい。次回作はこれで決まったわね」
来日での舞台挨拶で、さまざまな国籍の人物を演じたことに話しが
及んで、こう話されたそうです。